秋の実りを楽しむ♪若山曜子さんの「ぶどうのチーズケーキ」レシピ
秋が旬のぶどう。中でも甘くてジューシーな果汁がたっぷりの巨峰は、ツヤツヤときれいで、まるで宝石のよう。その魅力を最大限にいかした、目にも楽しいおやつを紹介します。
『きょうの料理』10月号より
教えてくれるのは、菓子・料理研究家の若山曜子さん。NHKテキスト『きょうの料理』では「季節のおやつとのみもの」を好評連載中です。
ぶどうのチーズケーキ
コクのあるチーズケーキにはサワークリームを加えて、軽やかさを出します。ジューシーなぶどうが相性抜群!
材料(直径15cmの丸型*1台分)
ぶどう(巨峰/種なし)…約16粒
ビスケット(市販)…適量
クリームチーズ 200g
バター(食塩不使用)15g
グラニュー糖 60g
サワークリーム 90g
A (卵 1コ
卵黄 1コ分
コーンスターチ 12g)
[1730kcal(全量) 塩分1.9g(全量)45分**]
*底が抜けるタイプの場合は、型の外側をきっちりとアルミ箔で覆う。
**冷ます時間は除く。
つくる前にしておくこと
・型にオーブン用の紙を敷く。
・オーブンは180℃に温める。
1 型の底にビスケットを敷く。耐熱ボウルにクリームチーズとバターを入れ、ふんわりとラップをし、電子レンジ(600W)に40秒間ほどかけて柔らかくする。底にビスケットを敷くことで、ケーキが取り出しやすくなる。隙間はビスケットを大きめに割って埋める。
21のボウルにグラニュー糖とサワークリームを加え、全体が均一になるまでゴムべらで混ぜる。Aを加えてしっかりと混ぜる。
3 型に2の生地の半量を流し入れ、ぶどうを並べる。残りの生地を流し入れ、表面を平らにする。
4 厚めの紙タオルを敷いたバット(オーブン対応のもの)にのせ、バットに約1cm深さまで水を注ぐ。180℃のオーブンで30分間焼く。冷めたら型と紙を外す。型から取り出しづらい場合は、型の周りを湯でぬらした布巾などで温めるとよい。
「チーズケーキを切るときは、包丁を湯で温めて、よく拭いてから切るときれいに切れます」と若山さん。切り分けたときの断面の美しさは格別です。
『きょうの料理』10月号の第1特集は「野菜&きのこたっぷり 秋の肉おかず」。旬の秋野菜やきのこをたっぷりと使った、毎日のおかずにぴったりのレシピをお届けします。第2特集「有元葉子の「おいしさ」をつくる下ごしらえ」では、下ごしらえを大切にすれば、料理はシンプルで十分という有元さんのスタイルを丁寧に伝えます。
若山曜子(わかやま・ようこ)
菓子・料理研究家。パリの製菓学校に留学し、フランス国家資格(CAP)を取得。現在はオンライン料理教室を主宰。
インスタグラム @yoochanpetite
ホームページ https://tavechao.com/
■NHKテキスト『きょうの料理』2024年10月号より抜粋
■撮影・加藤新作/スタイリング・城 素穂