【保活】預けたい地域が違うママ友情報に助けられた!
39歳で妊娠、40歳で男児を出産。現在は、5歳になる子どもを保育園に預けながら、在宅でライティングの仕事をしているライターの【たかこ】です。
再就職が先か、保育園が先か? いや、無理でしょ。
以前は正社員として働いていましたが、事業縮小でリストラ…。そのタイミングで、妊娠。さらに、不正出血が続いたこともあって一時、再就職探しを断念。
幸いなことに、前職の取引先が継続してくれた仕事があったので、正社員として再就職する望みは捨てず、出産前は求職しながら在宅ワークをしました。
でも、保育園が決まらなければ、就職先は決まらない。仕事をしていなければ激戦区の保育園に入れるわけがない。
私の保活は「妊婦の就職先探し」から始まる過酷なものでした。
感謝、感謝。ママ友情報で、小規模保育園に入園
4月生まれのため、有利な0歳児入園のチャンスがあった我が家。ただ、保育園の申請をした時期はまだ、私は求職中という扱い。そのため、入園要件についてポイント制をとっている我が自治体では、入園のための点数がまったく足らず、予想通り落選しました。
その頃には、一時保育や地域のファミリーサポートを活用して仕事をしていく目処が立ったので、再就職をあきらめて在宅のフリーランスとして働くことに。
その矢先、ママ友からのメールが事態を一気に動かしました。
そのママ友は無事、認可園に入園が決定したとのこと。「おめでとう。私は無理だったよ~」と言うと、「仮予約していたところから“空きがあります”と連絡があったよ」との情報が!
そこは、4月に開園予定の、0~2歳児までを受け入れる「小規模保育園」でした。「子ども・子育て支援新制度」がスタートしている今はわからないのですが、当時は認可外同様に保育園に直接申し込みができました。連絡するとあっさり入園が決定。拍子抜けするほどでした。
本当は選びたい。でも選べる立場じゃない保育園
小規模保育園への通園実績は、次回選考時にポイントが加算されます。激戦と言われる1歳児枠に、わずかながら光が見えてきました。その光を頼りに過ごしているうちに、さらなる希望の光が後光のように輝き始めました。
当時、長らく待機児童問題が指摘されていた我が自治体。問題解消のため、息子が1歳児で入園となる年に、なんと新園が複数誕生したのです。通常数人しか受入人数のない1歳児が、新園なら一気に10人規模で募集されるため、またとないチャンスなのです。
実績のない新園に対する不安はありました。でも、選べる立場ではなく「まずは預けることが先決」なわけです。結局、家から一番近い新園に無事、入園となりました。
「保活のライバル」ではないママ友がいてよかった
私の保活は「運がよかった」の一言です。翌年は、新園の数がぐっと減り、かなり厳しかったようです。でもその翌年はまた増加。新園のある・なしで、状況が天と地ほどにも違うのです。まさに、保活は「運」次第?
そんな私ですが、ママ友が運を手助けしてくれたと思っています。あの時、あのママ友に「どうだった?」と聞かなかったら、小規模保育園の空き情報はもらえませんでした。
そして、もう一つ功を奏したのが、そのママ友が「通わせたい地域が微妙に異なるママ友」だったこと。
同じ自治体であっても、最寄り駅が異なれば、実質的に通わせられる園が異なります。すると、同じ園を申し込むことがなくライバル関係にはなりません。希望園が重なっていたママ友にも結果を聞きましたが、しばらく返事がなく、その後、自然消滅しました。
申し込んだ園が異なれば、受かっても、落ちても互いに言いやすいし、聞きやすいのです。一方で、いざという時のための認可外は、もっと広範囲で探すため、私でも通える園の情報を持っていました。
運頼みだった私の保活。でもその運は、ママ友など人の縁がもたらしてくれました。
1歳近くまで、家でつきっきりで子育てをしましたが、私は子どもと物理的な距離をとらないとストレスが溜まるタイプ。私の精神安定上、そして何より子どもの精神的にも、仕事をして「子どもと離れる」ことが必要でした。「こんな親でごめんね」とは思いますが、仕事がある、収入源がある事実は心強いものです。フリーランスで始めた仕事は、保活と同じく運とタイミング、そして人の縁によって仕事が広がっています。まずは動いてみたら、道が開けました。
[たかこ*プロフィール]
編集プロダクションに勤めたのち、出産を機にフリーのライターへ。旅行と食べることが大好き。整理整頓が苦手な40歳の高齢出産、高齢ママとして、仕事と子育てに追われる毎日です。夢は、息子が小学生になったらアメリカのサマースクールに預けて、私一人で南米旅行! ただ今、一生懸命貯金中。
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。