くずはの広場 竹パウダー活用し舗装 県内初の試み
秦野ガス・ネイチャーパークくずは(くずはの広場・秦野市曽屋1137)にこのほど、竹パウダーで舗装された憩いの場が誕生した。除草効果なども期待できる取り組みで、県内では初めてとなる。
今回の竹パウダー舗装は、葛葉緑地のナラ枯れした樹木伐採などの森林整備に合わせて行われた。舗装には敷地内で伐採された竹などを使用。地面を竹パウダーで覆うことによる除草効果や、成分や匂いによる鳥獣対策効果が期待されている。作業が行われたのは2月中旬。竹パウダーが乾燥し終わると、利用できるようになるという。また、散策の際にくつろげるように、秦野産の木材で作製されたベンチも設置されている。
整備に関し秦野市森林ふれあい課の担当者は「森林整備にあたり、竹パウダーの事例を知り試してみることになりました」と話す。また、市環境共生課の担当者は「休憩場所や観察会での拠点としてや、散策時などに立ち寄っていただければ」と話した。