東広島市消防局が企画 防火・防災について学べる体験型イベントに家族連れ2500人が参加
東広島市消防局(同市西条町助実、藤野義浩局長)は3月2日、春の火災予防週間(3月1~7日)に合わせて火災予防や防災について学べるイベント「のん太の学火(まなび)の蔵」を道の駅西条のん太の酒蔵(同町寺家)で開き、家族連れなど約2500人でにぎわった。今回で3回目。市民に楽しみながら防火・防災意識を高めてもらおうと企画した。
【写真】道の駅で体験型イベント 家族連れ2500人参加 楽しみながら防火・防災を学ぶ 東広島市消防局
会場には、水消火器、応急手当・AEDなどの体験コーナーや、女性消防団員らによる火災をテーマにした手作りの紙芝居、クイズなど8つのブースが設けられ、家族らが楽しみながら学んでいた。消防車や同市公認のマスコットキャラクターのん太の各記念撮影のコーナーには長い行列ができていた。
市立中黒瀬小2年の水川允一さんは「初めてAEDを体験した。学校では習わないことをたくさん学んだ」と笑顔。同局予防課の満井康雄次長は「空気が乾燥し屋外での火災が起きやすい時期なので、火の取り扱いには十分注意してほしい」と呼び掛けていた。
同局によると2024年に同管内で発生した火災は、83件。野焼きなど屋外での焼却が原因の火災は、全体の約30%を占めるという。原則、屋外での焼却は禁止されているが、農地でやむなく野焼きをする場合には、事前に消防局への届出を指導している。(山北)
プレスネット編集部