ランチなのに夜もOK!! ごはん大盛りでも手作りランチが800円【食堂510】常連客が通う富山・射水のアンダー1000円日替わりランチ
物価高騰の影響で食費も光熱費も上がり、家計のやりくりが厳しい春。
このご時世、1000円でランチを食べることも難しくなってきました。
でも、富山県内には店主の思いやりやすさまじい経営努力で、アンダー1000円でおなかいっぱい定食やラーメンが食べられる店があるのです。
射水市小島にある「食堂510」も、そんなやさしい店のひとつ。
旧8沿い 親しみやすい大衆食堂
県道 富山高岡線、いわゆる“旧8”沿いにある「食堂510」。
「510」は当て字で、「ごとー」と読みます。
なんとなく510円均一でいろんなメニューが食べられそうですがーー
「ランチを510円で食べられるのかなと思って入ってくるお客さんもいるんですけど、“ごとー”は義父の名前なんです」と、店主の妻 遠藤奈美子さんは苦笑い。
さすがに510円でランチを提供するのは難しく、大赤字になってしまいます。
ですが、それでもかけうどんやそばは税込500円、日替わりランチの定食は800円で提供しています。
手作りの日替わりランチはごはん大盛りでも800円
お邪魔した日の日替わりランチは、「すりみ焼」。すりみは注文を受けてから焼いてくれるので、アツアツでやわらか。野菜もたっぷり入っていてヘルシーですが、見た目以上にボリュームがあります。
メインのおかずは、365日でほとんど同じものはないんだそう。ハンバーグやチキンカツなどの定番メニューから、豚ロースのカレーパン粉焼きやあっさり油淋鶏など、遠藤さんオリジナルのおかずなどがあり、毎日訪れる常連客も飽きることなく楽しむことができます。
2品提供される小鉢も日替わりで、この日は、ナスとタマネギ、シメジたっぷりのグラタンと、もずくでした。
味噌汁には、もやし・油揚げ・わかめ・ネギがたっぷり。
定食のごはんは大・中・小・極小の中から選ぶことができて、値段は変わりません。つまり、お米が高騰している中、ごはん大盛りでも値段は一緒。ありがたい限りです。
ちなみに、ごはん特大は+100円。写真は小ライス(150g)です。
人気はスタミナ定食 アンダー1000の900円
店で人気のスタミナ定食もアンダー1000円以下の税込900円。
豚バラ肉にキャベツ・ピーマン・ニンジン・タマネギなどの野菜がたっぷり。トッピングの温玉を絡めると、よりマイルドな味わいを楽しめます。
小鉢にはほどよい味付けとやわらかさのカボチャ、そして、ごま油で和えたブロッコリーで、満足度は100%でした。
「しばらくはこの価格でやっていく予定です。とにかく食材を安く仕入れて、工夫して、手作りで頑張ります」(遠藤さん)
店の努力があってこそのアンダー1000円ランチ。
土・日曜も、夜も同じ価格で食べられるというのもうれしく、常連客が通いつめるのも納得です。
【食堂 510】
住所 富山県射水市小島60
営業時間 11:30~14:00(L.O. 13:30)
17:30~21:00(L.O. 20:00)
定休日 不定休