白熱の投手戦か?被打率12球団トップの西武・今井達也と昨年西武戦で2安打完封のオリックス九里亜蓮が先発
前回61年ぶり「ノーヒットワンラン」達成した今井
西武・今井達也が25日のオリックス戦(ベルーナドーム)に先発する。
今季は4試合に登板して2勝1敗、防御率0.84。前回18日のソフトバンク戦では、8回無安打9奪三振3四球と好投し、四球と盗塁などで1失点したものの、平良海馬との継投でプロ野球史上61年ぶり5度目の「ノーヒットワンラン」を達成した。
今季は力感のないフォームで剛球を投げ込み、被打率.123は12球団の規定投球回到達者でトップ。低いリリースポイントから浮き上がるようなストレートで空振りを奪っている。
オリックス戦は今季初登板で、昨季は2試合に登板して1勝1敗、防御率2.40。打率4割をキープしている太田椋や杉本裕太郎、紅林弘太郎、中川圭太らが好調だけに対戦が楽しみだ。
チームは5位ながら9勝11敗の借金2で上位との差はわずか。先発ローテーションの大黒柱・今井で首位叩きといきたい。
九里は多彩な変化球を駆使した円熟の投球を見せるか
一方、オリックスは九里亜蓮が先発する。広島からFA移籍した今季は、ここまで4戦3勝、防御率1.16と好スタートを切っている。
九里と言えば多彩な変化球が持ち味。投球割合で最も多いのはチェンジアップで、シュート、カットボール、シンカーと続き、ストレートの割合は5番目だ。ほかにもスライダー、フォーク、カーブを駆使して打者に的を絞らせず、バットの芯を外す投球は円熟の域に達している。
西武戦は昨年6月13日の交流戦で今日と同じベルーナドームのマウンドに立ち、2安打完封勝利。相性は良い。
現在、12球団トップのチーム打率.287、83得点と打線が好調なのも心強いだろう。首位を走るチームをさらに勢い付かせる好投が期待される。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【パ・リーグ】
日本ハム・北山亘基-ロッテ・A.ボス(エスコンフィールド)
楽天・早川隆久-ソフトバンク・有原航平(楽天モバイル)
【セ・リーグ】
DeNA・東克樹-広島・森下暢仁(横浜)
中日・髙橋宏斗-ヤクルト・吉村貢司郎(バンテリンドーム)
阪神・村上頌樹-巨人・赤星優志(甲子園)
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記事:SPAIA編集部