コラム【本州湾岸を反時計に一周】027 えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン③ 2024年8月27日
※2024年8月27日撮影
トップ画像は、梶屋敷駅を出てしばらく進んだ辺り、「交直セクション 切替」の表示がありました。
現在乗っているえちごトキめき鉄道ET122形は気動車です。電化方式とは関係なくスイスイ走っています。
左側に北陸新幹線の高架が近づいてきました。
※2024年8月27日撮影
梶屋敷駅から2.7kmでえちご押上ひすい海岸駅です。形式的には相対式ホーム2面2線ですが、単式ホームが踏切を挟んでズラして設置されています。
※2024年8月27日撮影
下りホームまでは直流区間ですが、先の架線上にある信号の先がデッドセクションになっています。その先、糸魚川駅側は交流区間になります。
※2024年8月27日撮影
駅名標。
※2024年8月27日撮影
えちご押上ひすい海岸駅は、2021年3月に開業したとても新しい駅です。
えちごトキめき鉄道日本海ひすいラインは、気動車で運行されるのでデッドセクションの影響を受けません。しかし旧国鉄北陸本線時代、交直流電車はデッドセクション部分を惰性で通過する必要がありました。そのためにこの場所に駅を作って電車を停車させることができなかった様です。
近くには県立高校や総合病院があるので駅を必要とする利用者が多いのです。
えちご押上ひすい海岸駅を出ると1.6kmで糸魚川駅です。複雑なポイントと架線。
※2024年8月27日撮影
北陸新幹線の糸魚川駅が見えてきました。
※2024年8月27日撮影
北陸新幹線ができる前は、現在の高架線部分に古い煉瓦の車庫がありました。20年近く前、2005年8月の写真なので、当時大糸線を走っていたキハ52気動車が写っています。
※2005年8月撮影
この煉瓦車庫の正面部分は、新幹線開業後、糸魚川駅舎の南側アルプス口に復原再築されました。また駅舎内の「糸魚川ジオステーション ジオパル」にはキハ52が静態保存されています。
糸魚川駅に到着します。
※2024年8月27日撮影
駅名標。
※2024年8月27日撮影
糸魚川駅で10分ほど停車しました。発車は13時9分。
※2024年8月27日撮影
糸魚川駅を出ると姫川を渡ります。国道の向こうに北陸新幹線のユニークな橋梁が見えます。流石に日本海は見えません。
※2024年8月27日撮影
直江津行とすれ違いました。北陸新幹線の高架と交差して日本海ひすいラインは日本海側に向かいます。
※2024年8月27日撮影
青海(おうみ)駅の表示がありました。
※2024年8月27日撮影
S字カーブを抜けて
※2024年8月27日撮影
青海駅のホームが見えました。
※2024年8月27日撮影
糸魚川駅から6.6kmで青海駅です。島式ホーム1面2線、奥に跨線橋が見えます。
※2024年8月27日撮影
北陸本線時代の長いホームですが、現在使われているのは西側の部分です。
※2024年8月27日撮影
駅名標を撮影できませんでした。家並みの向こうは日本海です。
※2024年8月27日撮影
2017年12月に撮った写真がありました。
※2017年12月撮影
青海駅は、大正時代に開業した古い駅です。古い木造駅舎は(筆者的には)残念ながら1968年に現在の橋上駅舎に改築されています。
直江津駅を出発してちょうど1時間です。
青海駅を出て青海川を渡ります。国道の向こうは日本海です。
※2024年8月27日撮影
ここから親不知駅まで国道と並走しながら日本海沿いを走ります。
※2024年8月27日撮影
次回は、親不知駅に到着します。
(文・写真) 住田至朗
※えちごトキめき鉄道の許可をいただいて撮影しています。
※過去の写真はライター住田がプライベートで旅をした時のスナップ写真です。
※『JR路線大全 北陸・信越本線』(天夢人/2023)『国鉄の基礎知識』(創元社/2011)『停留場変遷大事典』(JTB/1998)『JR全駅・全車両基地』(週間朝日百科/60巻)他を参照しています。