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吉岡工業団地 日本語教え10年 歴史に幕 あやせ未来塾

タウンニュース

日本語を教える渡邉代表(右)

綾瀬市の吉岡工業団地で海外出身者向けの日本語教室を開いてきた「日本語クラスあやせ未来塾」(渡邉誠一代表)が3月28日に閉講式を行い、10年間にわたる活動を終えた。

この教室は、海外の日本人学校で教鞭をとった験がある渡邉代表と、海外出身者が多く働く(株)栄和産業の伊藤正貴社長が出会い、意気投合して開設した。同社の食堂を教室として毎週金曜日の夜に生徒を集め日本語を教えてきた。10年間で305回の授業を開き、餅つきなどを通じて日本の文化にも親しんでもらった。卒業生の中には、日本語能力検定合格者や高校・大学入学者もいる。

渡邉代表は昨年で83歳となり、将来の事を考えて10年間の活動を区切りとして閉講を決めた。ボランティアスタッフの高齢化と後継者不足も継続を難しくしたという。渡邉代表は「多文化共生の一助を担えたことはボランティア冥利に尽きる。活動の中で多くの方にお世話になった。一人ひとりに『ありがとう』と伝えたい」と振り返った。

10年間通い、閉講式で学習努力賞を受賞した榊楓人さん(38・カンボジア出身)は「来日直後は日本語が全く分からなかった。ここで学んで話せるようになり、仕事もできるようになり、日本国籍も取得した。先生達に出会えて本当によかった」と感謝を述べた。

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