1話見たら最終話までイッキに見ちゃう。話題の新作【イチオシ韓国の恋愛ドラマ2選】
数ある韓国ドラマの中でも、恋愛ドラマは常に人気がありますが、恋愛ものの中にもラブコメディから悲恋のラブロマンスまで、さまざまなジャンルがあります。今回、紹介する2本は話題の新作恋愛ドラマで、両方とも大人のロマンスが描かれます。1つはコメディタッチのオフィスラブ、もう1つはミステリー要素のあるラブストーリーです。
1.『わたしの完璧な秘書』
仕事に関してはパーフェクトだけれど、それ以外はイマイチの女性CEOと、仕事もそれ以外も何でも完璧にこなす男性秘書が次第に惹かれ合っていく、大人のラブコメディ。
ヘッドハンティング会社「ピープルズ」のCEO、カン・ジユン(ハン・ジミン)は、とても有能ですが、仕事以外のことにはまるで無頓着。そんなジユンが、ある重要な案件でヘッドハントに失敗してしまいます。ジユンが引き抜こうとした技術者は、同じ会社のユ・ウノ(イ・ジュニョク)が説得したために、他社への移籍をやめてしまったのです。
ところが、ジユンの滅多にない失敗の原因を作ったウノは、社内のしがらみから会社を解雇されてしまい、知人の紹介でジユンの秘書として働くことになります。
シングルファザーで愛娘の育児も完璧なウノは、気遣いができる秘書として、ジユンのことも誠心誠意ケアします。それなのに、人に心を許すことに慣れていない孤独なキャリアウーマンのジユンは、ウノをなかなか受け入れることができません。ジユンの信頼を得るために、資料の準備やスケジュール管理など業務フォローはもちろん、彼女の食生活にまで気を配るウノ。
最初はウノを疎ましく思っていたジユンでしたが、次第に彼のケアに心がほぐれていくのを感じ始め、やがて2人の距離が近づいていきます!
早くに結婚と離婚を経験したウノは、すれ違う人が思わず振り向くほどのイケメン。本作を観ているうちに、ジユンに感情移入しながら癒されてみてはいかがでしょう!? 新作の必見“オフィス系ヒーリング・ラブコメディ”です
2.『魔女-君を救うメソッド-』
近づいてきた男性は、なぜか事故に遭い、命を落とすことも……。関わった人々が不幸に見舞われるという噂が立ち、“魔女”と呼ばれるようになった孤独な女性を、データアナリストの男性が“不運の法則”に挑み、彼女を救おうとするミステリー・ラブロマンス。
出生時に母を亡くしたパク・ミジョン(ノ・ジョンウィ)は、どういうわけか幼い頃から周囲の人が不幸に遭うのを見てきました。高校生になると、自分に好意を寄せる男性が次々に負傷したり、死に至ったりしたことで、ミジョンは“魔女”だという噂が広まり、学校に居場所がなくなったために、失意の中、高校を中退することを選びます。
唯一の理解者だった父も急死し、ミジョンは住んでいた場所からも離れることに。人との接点を持たないように、ひっそりと暮らしているミジョンでしたが、大人になっても言い寄って来る男性は、急に倒れてしまう始末。そんな彼女を、同級生のイ・ドンジン(パク・ジニョン)は高校生の頃から心配し、気にかけていました。
ドンジンは大学で統計学を学び、高校の同級生だったミジョンが“魔女”ではないことを証明する論文を執筆しましたが、教授に「結論ありきの内容だ」と一蹴されてしまうという経験をしていました。卒業後はデータアナリストの仕事に就き、カジノの客の行動予測などで高い評価を得ており、仕事仲間からの信頼も厚いドンジン。そんなある日、彼は久しぶりに地下鉄内でミジョンを見かけます。
ミジョンが今も苦しんでいると知ったドンジンは、彼女を救うため、周囲で起きてきた“不幸”のデータを集めて、統計から解明しようと奮闘します。
真相に近づくにつれて、距離を縮めるドンジンとミジョン。でも、彼女を愛することで、ドンジンにも危険が及ぶのではないかとハラハラします! スリリングな異色のラブストーリーから目が離せなくなり、最終話まで観るのが止められなくなる面白さのドラマです。
清水久美子/海外ドラマ・映画・音楽ライター