猫にも人にも優しい店長が迎えてくれる癒やしの保護猫カフェ 下関市「Nekonowa」
今回、筆者が訪れたのは、下関市山の田東町に今年(2025年)9月にオープンした 山口県初の、保護猫カフェ×就労継続支援B型事業所「Nekonowa(ねこのわ)」です。
住宅街の一角にありました。
駐車場が8台もあるので、車でもご利用いただけますが、 サンデンバス「山の田バス停」から徒歩8分ほど、JR「幡生駅」からは徒歩12分ほどで行けるので、車がない方でも非常に行きやすい場所にあります。
ちなみに筆者はオープンを知った時に、早速ウキウキとした気分で遊びに行ったのですが、18時が最終受付だったため、その日は猫ちゃんに会えませんでした。 (とはいえ、看板も可愛かったので思わず写真を撮りました♪)
ぜひ事前にインスタグラムなどで営業時間をご確認のうえ、会いに行ってくださいね。
いよいよ猫たちとご対面!
さて、気を取り直して、後日事前に確認して伺います。綺麗に清掃されたお家のチャイムを鳴らすと、やさしいスタッフさんがお出迎え。猫に会う前にスリッパに履き替えて、消毒をします。
料金は、大人1000円、お子さん500円。 お支払いをして荷物をロッカーに預けると……
お待ちかねの猫ちゃん!
猫が飛び出さないようにゲージがあるのですが、そちらで待ち構えててくれます。
いたるところに猫がいるのですが、保護猫団体さんが気長に優しくお世話をしてくれてたおかげで、どの子も威嚇したりしません。
ただし、おさわりが苦手な猫もいるので、気長に寄ってくるのを待ちましょう。
ちなみに夕方17時は猫たちのご飯タイムなので、その時間を狙うと普段は人見知りで隠れている猫も全員みることができるのでおすすめです。
ちなみにこちらの保護猫カフェ、利用時間中フリードリンクとなっており、コーヒーや紅茶などを自由にいただけます。
スタッフさんは皆さんとっても優しく、筆者も猫を飼っているのですが、猫の病気に関する相談なども真摯にのって下さいました。
里親さんも募集中
カフェにいる猫たちは里親募集中なので、トライアル期間ののちお家に迎えることもできますよ。
こちら、猫たちに大人気のサービス管理責任者さん。
そして代表。
こちらの保護猫カフェ、店名にもありますが「就労継続支援B型事業所」となっており、 一般就労が困難な方を対象にはたらく事業所も兼ねています。
猫の缶バッジや猫の水引など、今後こちらの事業所で作られた商品が販売されるそうです。
優しい出会いのカフェへ
代表にどうして保護猫カフェ・就労継続支援B型事業所というアイディアを思いつかれたのか伺いました。
約1年前に知人の保護猫活動を手伝った際、ボランティアの方々が医療費などをほぼ自己負担し、仕事の合間に身を削るように活動している現実に直面。「このままでは活動が継続できなくなる」と危機感を抱いたそうです。
同時に、就労継続支援B型事業所についても、単純作業が多く職種も限られ「障がい者の方の特性が活かされていない」と感じていました。
そこで、「保護猫活動の人手不足を解消」しつつ、「障がい者の方に猫と関わる新たな就労機会を提供」できるのでは、と発想。
事業化することで、保護猫活動を継続させ、猫には安心な居場所を、障がい者の方には猫に癒やされながら働ける場を提供できると考えた、とその想いを語ってくださいました。
もちろん、猫が大好きな方が癒やしを求めて遊びに行くのにもとても良いお店です。 そして、猫好きだからこそ、少し今のお外で生活している猫たちの問題であったり、 保護猫活動のことをほんの少しだけでも考えてみて貰える良いきっかけになる 出会いのカフェになるかと思います。
猫好きの方、ぜひ一度優しい空間で安心して生活している保護猫に会いに来ませんか?