【駿河区・江戸駒】皮パリッ中ふっくら「富士鱒」とイクラの上品ぜいたく釜めし
日本料理店「四季の幸 江戸駒」では、四季折々の美しい景色を食事とともに楽しめます。京都のミシュラン三つ星店で修行した2代目が考案した、「富士鱒」を使った色鮮やかな釜めしがありました。
【画像】記事中に掲載していない画像も! この記事のギャラリーページへ四季折々の景色を食事とともに楽しめる日本料理店
静岡市駿河区南安倍にある「四季の幸 江戸駒(しきのさち えどこま)」。
安倍川のすぐそばにあり、四季折々の美しい景色を食事とともに楽しめる日本料理店です。
店内は伝統的な和のしつらえで、落ち着く空間が広がっています。
広いお座敷から、個室も完備されていて法事などにも利用できるお店です。
京都のミシュラン三つ星店で修行した2代目が考案した料理は、新しさの中にも和食ならではの魅力が詰め込まれており、常連はもちろん、訪れる人を魅了しています。
人気メニューのひとつが「静岡ハンバーグ(2530円)」、ランチのみの提供メニューです。
富士宮特産品「富士鱒」を使った釜めし
自慢のメニューは「富士鱒の釜飯(2530円)」。ランチのみの提供メニューです。
富士宮の特産品「富士鱒」の切り身とイクラをちりばめた、彩り鮮やかで見た目も美しいぜいたくな一杯です。
蒸気でふっくらと仕上げた富士鱒は、脂と身のうま味が凝縮しています。
おすすめの食べ方は、身を崩してざっくり混ぜるスタイルということ。
美しく盛り付けられているので崩すのがもったいない気もしますが、さっそく混ぜてみます。
身は柔らかく簡単にほぐれました。一口食べるとマスはホクホク食感。
サケに比べて上品な甘みのある脂身でさっぱりしています。
江戸駒 2代目・大村健太さん:
富士の白糸の滝の水で育った富士鱒です
静岡が誇る特産品「富士鱒」は富士宮を中心に養殖されるブランドのニジマスで、バナジウムを含んだ富士山の伏流水の恵みを受けて育ちます。
色がとても鮮やかでクセも少なく、淡泊で食べやすいのが特徴です。
すっきりとした味わいで程よく脂が乗っていて絶品です。
江戸駒 2代目・大村健太さん:
4kg前後のマスを選んでもらっています。大きいほうが脂が乗っていておいしいです。身が上品で脂もすっきりした味わいです
皮目だけ焼いて釜めしの余熱でふっくら仕上げる
おいしさのポイントは、焼き方にもありました。
江戸駒 2代目・大村健太さん:
皮目だけ焼いて、身の方は釜めしの余熱でふっくら仕上げています。皮から脂が出ますので、その脂を出してお米をコーティングします
皮のところはパリパリしていてこれもまた絶品。食感の違いも楽しめます。
イクラは、マスのイクラを使っていて親子釜めしです。
プチプチと弾ける食感もたまりません。
江戸駒 2代目・大村健太さん:
マスのイクラは小ぶりですが、うま味もあってすっきりしたおいしさです。マスは、淡泊な部分もありますので、イクラのうま味と一緒に食べるとバランスがいいと思います
マスの程よい塩加減とイクラの塩味が絶妙にマッチしています。
カツオだしと特注米のこだわり
素材全体をまとめているのが、ご飯を炊くときに使う“だし”。
カツオベースの合わせだしを使用しています。
ご飯はツヤツヤで一粒一粒が大きいです。
江戸駒 2代目・大村健太さん:
お米は藤枝産の「にこまる」というお米を使用しています。うちでは、粒の大きさや甘みなどいろいろ調整して特注で作ってもらっています。お米は本当に釜めしの命なので
釜めしのためにお米まで特注で作っているとは、驚きでした。
ふっくらした「富士鱒」にプチッと弾けるイクラ、上品でぜいたくな釜めしでした。
江戸駒の夜の営業はコースのみで基本的に予約制ですが、電話をすれば入れることもあるそうです。
■店名 四季の幸 江戸駒
■住所 静岡市駿河区南安倍3-24-17
■営業時間 11:00~14:00
17:00~21:00 ※夜はコース、予約のみ
■定休 月※不定休あり
■問合せ 054-284-0108
■駐車場 15台
※この記事は2025年10月18日にテレビ静岡で放送された「くさデカ」をもとにしています。