「おしりから腸が出ているのに…」デイケアへの不満が止まらない義母 #頑張り過ぎない介護 122
一つ屋根の下で義母と同居しているまる子さん。嫁姑問題や介護の話をメインに自身の体験をマンガにしています。
義母から食べたいと言われ、テレビで紹介されていたという肉じゃが作りにチャレンジしたまる子さん。義母から聞いた通りに調理をして持って行きますが、想像と違ったのか渋い反応……。しかし、もう一品作ったブロッコリーの和え物は口に合ったようで、食材が良いと絶賛! 次からも、野菜はいつもの買い物コースから外れる産直まで、わざわざ買いに行くように言われてしまいました。正直、スーパーの野菜とそこまで違うとも思えず、まる子さんは相変わらず食へのこだわりが強い義母の無茶ぶりにウンザリです……。
話がどんどん脱線し…
まる子さんがいつものように部屋へ行くと、義母から伸びた髪をなんとかしたいと相談されました。ケアマネさんに聞いたところ、訪問美容室というサービスがあることを知りますが、なかなかのお値段です。これまで、すべての介護費用を負担してきたので、これ以上は厳しいと話すと、義母から「義兄に負担をさせるから話をしてほしい」という言葉が。早速夫に相談しますが「うちがお願いしてデイケアに行ってもらうんだから、負担してやってよ」とのこと……。デイケアは、義母が直腸脱(おしりから腸が飛び出す病気)の手術を拒否したから行くことになったのに、なんだか自分のせいにされている気がして、まる子さんはモヤモヤが止まりません。
締切が迫っていたので、生協の注文を確認しに行ったところ……。
その場で注文すると言い始めた義母。
これは絶対、面倒くさい事態になるはず……。
というわけで、お断り。
すると、なぜか産直の話になり、買い物を頼まれたものの、アレソレ言っていて内容がわからず……。
なぜか、言葉に詰まるのをデイケアに通うようになってからだと言い始め……。
そこから、デイケアの話になったと思ったら……。
不満爆発……!
施設の人も神様じゃないので、言わないとわからないと思うのですが……。
あの、聞いてます……?
もう止まらない義母。
こんなタイミングで褒められるとは思っていませんでした。
※完納:肛門から体外に出てしまった腸を手で戻すこと
会話がまったく成立してないのですが……?
なんとか話を急旋回させて、用件は聞くことができました。
生協の注文を確認するため、義母の部屋に行ったところ、いつの間にか話が脱線し、産直への買い物を頼まれました。しかし、「アレを買ってきて」「ソレをアレして……」と、まったく話が見えません。義母いわく、言葉に詰まるようになったのは『デイケアに通うようになってから』とのことで、そこからデイケアへの不満を次々に話し始めました。
スイッチが入ったようにデイケアの文句を言い続ける義母。中には、施設の人に相談すれば対処してくれそうなこともあったので、伝えてみるように言ったのですが、もはや私の声など聞こえていないようで、話し続けています。ついに他の利用者さんの文句まで出てきて「耳の遠い人ほどよくしゃべる。こっちの話を聞かずにずーっとしゃべっている」とご立腹。それ、まさに今の状況だと思うのですが……?
このままだと終わりが見えないので、話を急旋回させて買い物の内容を聞くことに。やっと、買うものと食べたいものがわかりましたが、ここまでの道のりがあまりにも長く、ストレスはたまるばかりです……。
--------------
買い物の確認をするだけでも、あれこれ話を聞かされるのはストレスですね。不満は吐き出せばスッキリするかもしれませんが、それを受け取る側のことも考えてほしいところです……。こういった毎日のやりとりでストレスをためないためにも、鈍感力を養っておきたいですね。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。