ワンハンドで食べられるグルテンフリーの米粉ピザは種類も豊富♪尼崎の『わんこPLUS』 尼崎市
最近は昔に比べて米粉を使ったメニューを提供するお店がどんどん増えていますね。今回取材に行ってきたのは尼崎市の若王寺で見つけた、米粉ピザを提供するお店『わんこPLUS』。
お店は若王寺のバス停からすぐのところにあり、今年の7月に『餃子PLUS』から米粉のピザを提供するお店にリニューアルされたばかりなので、看板にはまだその名残が残っていました。
店主は娘さんが小麦粉アレルギーで旅先や近隣にグルテンフリーのお店がほとんどなく、「アレルギーの娘と家族がかわいがっている愛犬も一緒に過ごせる場所を作りたい」と、同店をオープンされました。
自宅で長年、奥さんと一緒に娘さんが食べられるメニュー作りや学校に持っていくお弁当を作ってきた経験もお持ちで、「自分たちのように困っている方々の力になれば」という想いも話してくれました。
2021年に米粉の餃子店をオープンし、かなり人気だったそうですが、一枚一枚皮を手作りして包むため腱鞘炎になり、そこから坐骨神経痛も発症して、長らくお店を休業されていました。
しかし、「このままでは終わりたくない、今の自分にできることは何か」と考えた結果、ピザならばそこまで身体に負担をかけずに行えると思いつき、現在の形にリニューアルオープンすることを決意したそうです。
奥さんとDIYして作り上げた店内は、ナチュラルな色合いのテーブルやカウンター前の爽やかなグリーンタイルがかわいい、居心地の良い空間となっています。
アレルギーの方はもちろん、健康志向のためグルテンを控えたい方やワンちゃんを連れてこられるお客さんで賑わっています。
米粉を使っているので値段も高いのかと思いきや、とてもリーズナブル。テイクアウトでワンハンドで食べられるようにと小ぶりのサイズのものを提供されています。
ピザの種類もかなり豊富で取材時には12種類もありました。お客さんの反応や要望を取り入れるため、メニューはどんどん変化していくそうです。
今回筆者は「ロイヤルミルクティ」のドリンクと人気の「マルゲリータ」を注文しました。「ロイヤルミルクティ」は、紅茶の濃厚な味わいとミルクのバランスが最適でまだまだ暑いこの時期にぴったりです。
「マルゲリータ」は手のひらにちょうどのるサイズで、とろけたモッツアレラチーズと周りの生地の焦げ目のコントラストがたまりません。
一口食べてみると生地はもちもちでチーズはとろけて美味です。米粉100％だと米粉感が強すぎてしまうため、フライパンで炒った玄米の米粉やとうもろこし粉を独自にブレンドした生地を使用して、小麦粉のピザのような風味を持たせているそうです。
最初は少し小さいかなと思っていましたが米粉なので腹持ちも良く、後からお腹が膨れてきました。友人や家族と訪れていろんな味をシェアするのも楽しそうですし、アレルギーのお子さんがいる家族からは「初めて家族と一緒に食べられた」という嬉しい言葉もいただいたそうです。
グルテンフリーの米粉ピザをもっと気軽にカジュアルに楽しんでほしいと「冷凍ピザ」の販売もされているので、自宅でゆっくりいただくのもいいですね。
場所
わんこPLUS
（尼崎市若王寺2-2-12）
営業時間
10:00～18:00
定休日
木曜日、日曜日