三越伊勢丹HDが中期経営計画を発表 2030年までに営業利益1000億円超えを目指す
三越伊勢丹ホールディングスは11月13日、2025年3月期の中間期決算を発表した。売上高は2640億9300万円(前年同期比6.3%増)、営業利益は348億8400万円(同72.8%増)、親会社株主に帰属する中間純利益は253億9400万円(同70.8%増)だった。
主力の百貨店業は、ラグジュアリーブランドのハンドバッグや宝飾品などの販売が好調で、売上高は前年同期から4.6%増の2198億2100万円、営業利益は同76.0%増の295億5100万円だった。外商顧客を対象にした特別な販売会である「丹青会」と「逸品会」は、それぞれ8月と9月に開催し、過去最高の売上高だった。インバウンド需要も好調を維持しており、免税売上高は過去最高を更新した。
また、三越伊勢丹ホールディングスは同日、中期経営計画を発表し、2030年度に営業利益1000億円超えを目指すとした。さらに、世界中の識別顧客基盤を最大限活用した新規事業を創出することも発表した。
2025年3月期の通期業績予想は、売上高は5560億円(前年比3.6%増)、営業利益は720億円(同32.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は580億円(同4.4%増)としている。