経済評論家・岸博幸、なぜ自民党から出馬したか?を語る
野村邦丸アナウンサーがパーソナリティを務めるラジオ番組『くにまる食堂』(文化放送・月曜日~金曜日9〜13時)8月6日の放送は、参院選比例に自民党から出馬した経済評論家の岸博幸氏が出演し、なぜ自民党から出馬したのか?話した。
岸博幸「参議院選挙に出まして、全国を回って国民の声を聞く機会があったんですけど、多くの人が自民党を見放してるんですね。よく言われたのが、私のことは応援するけど自民党から出てるからダメだと。なんで自民党が見放されたのか?ということですが、いろんな人の声を聞くと、政治と金の問題も多少はあるんですけれども、圧倒的に多かったのが、“物価が上がり出して数年たっても自民党政権は何もしないから全然楽にならない”という声でした。例えば、米の問題の対応も、1年経ってようやく減反をやめるとか、やらないといけない政策をやり始めた。スピード感がないことをやってるから、自民党は国民から見放されたんじゃないかなと個人的には思います」
野村邦丸(パーソナリティ)「なぜ岸さんは自民党から出馬されましけど、自民党改革を外からじゃなく内からやりたいというのがあったのですか?」
岸「まさにそれがポイントです。当然、野党からも誘われたんですけど、野党から出る気はありませんでした。野党が主張している消費税減税とかは当然耳障りはよいし、できればいいんですけど政策として問題が多いと思います。経済政策は自民党が一番真っ当なことを言ってるけれども、まだダメ。そもそも野党から出ても、与党の政策を批判できるけど、変えられないんですよ。自民党から出て、自民党を立て直して政策をまともなものにするということが大事だと思ったので自民党から出ました」
邦丸「消費税減税はどこが問題だと思われますか?」
岸「消費税を減税したら何が起きるか?消費税の税収は全額社会保障の財源なんですよ。減税すると社会保障の財源が減るので働いている皆さんの社会保険料が上がる。もしくは、社会保障の水準が下がる。だから一筋縄ではいかない。そのあたりを全体でどう考えるか?という問題なんです」