【曽根干潟観察公園】世界的に貴重な生き物たちに出会える<日の出>スポット(北九州市小倉南区)
休日は遠出して旅行やレジャーを満喫するのも素敵ですが、たまには近場で“ご褒美時間”を過ごすのはいかがでしょうか。
11月下旬、静かにゆったりと自然のエネルギーを感じられる、北九州市内の絶景スポット「曽根干潟観察公園」に行きました。
涼やかな絶景へ! 心と体をリフレッシュ
県道25号線(通称:北九州カニ・カキロード)に沿って「空港・IC入口」交差点から北九州空港方面へ向かいます。そして、「苅田臨空産業団地」交差点を左折すると、500m位で駐車場が見えてきました。ここに車を停め、曽根干潟観察公園を目指します。
無料駐車場には隣接した公衆トイレがあり、とても安心して利用ができます。
バリアフリーで楽しむ緑地散策
公園にはバリアフリーのスロープと手すりがあり、よく整備された緑地帯に入ると色々な木々が目を楽しませてくれます。子どもが楽しめるすべり台もありました。
舗装された遊歩道に入ると足元でパチパチという音。見ると沢山のドングリがありました。
これを楽しみながら進んでいくと海が見えてきました。
丘から一望する圧巻のパノラマ絶景
小高い丘を登ると一気に視界が開け、海と空がいっぱいに目に飛び込んできます。これには筆者も「おっほほぉ~!」と声が出るほど、テンションが上がりました。
海の前ではついつい両手を上げ背伸びをしてしまう筆者。右も左も遠くまで見渡せます。
ゆっくりと観察デッキのベンチに腰掛け、そこから見下ろす曽根干潟の雄大な景色。キラキラと光る水面に、秋の香りをのせた潮風が吹き抜けていきました。
干潟は世界的に貴重な生き物の宝庫
そしてここは、ただの公園ではありません。観察デッキからは、珍しい生き物たちに出会えるチャンスもあります。
生きた化石の「カブトガニ」やユニークなハサミがキュートな「ハクセンシオマネキ」、「トビハゼ」、絶滅の恐れがある「ズグロカモメ」をはじめ、「コアジサシ」や「ツクシガモ」などの渡り鳥、他にもたくさんの貴重な生き物の宝庫なのです。
もう少し足を延ばしてアクティブに!
さらにすぐ近くには、バスケットボールのハーフコートや海岸沿いには長く続く歩道があり、ジョギングやウォーキングにも最適。
近くの朽網臨空緑地や北九州空港連絡橋まで足を延ばして、潮風を感じながら体を動かすのもよさそうです。
気分に合わせ、過ごし方を選べるのも魅力ですね。
さらに楽しむなら!「日の出」と「産卵期」
筆者は、昼間の散歩が気持ち良すぎて、早朝の様子も見たくなりました。
そこで、翌日の「日の出」の時間に再訪問。すると、素晴らしい朝焼けにも恵まれ、厳かな雰囲気でした。
野鳥のカップルもたくさんモーニングを楽しんでいるようでした。
また、生きた化石「カブトガニ」に出会うためには、産卵期である7月〜8月頃に最も観察できる可能性が高まるそうです。
曽根干潟観察公園の近くには、事前学習にもぴったりな「曽根干潟・カブトガニ自慢館」があります。ここは、生きているカブトガニの展示をはじめ、曽根干潟の環境や生物について学べる施設です。
公園を訪れる前後に立ち寄れば、干潟での発見がもっと楽しくなりますよ。
静けさに包まれる「癒しの絶景時間」
天気の穏やかな昼下がりや朝、ベンチに座り海や鳥を眺めるだけで、心身ともにリフレッシュできる心地よい時間が静かに流れていきました。
北九州市民にも、この癒しの絶景空間に足を運んでもらいたいです。
<曽根干潟観察公園>
■住所/北九州市小倉南区朽網3914-9
■無料駐車場/あり
■公衆トイレ/あり
※2025年12月9日現在の情報です
(ライター・柾月@月乃背中)