明石の地酒・地ウイスキーを深く知って堪能できる! 江井ヶ嶋酒造の「酒蔵・ウィスキー蒸留所見学ツアー」に参加しました 明石市
山陽電鉄西江井ヶ島駅から南へ徒歩約10分。赤レンガに白壁が映える西洋的な建物と昔ながらの酒蔵が立ち並ぶ広大なエリアがあります。こちらが今回ご紹介する『江井ヶ嶋酒造株式会社』です。同社の酒蔵とウィスキー蒸留所の「見学ツアー」に参加してきました。
1679年に創業、1888年に設立した江井ヶ嶋酒造株式会社は、清酒をはじめ焼酎・みりん・ワイン・ウイスキー・ブランデーなどさまざまな商品をつくり、ヨーロッパ、アメリカ、アジアへ輸出。海外にもファンが多いお酒の総合メーカーです。2022年7月から酒蔵・ウイスキー蒸留所の「見学ツアー」を、現在のスタイルでスタートしました。
見学ツアーは事前予約制。週に1回、1時間半ほど行われており、定員は15名。料金は無料ですが一部試飲は有料です。現場を熟知する同社の社員さんが交代でツアーガイドを勤めます。今回は杜氏の中村さんに案内していただきました。
14時に集合し、まずは開始前の事前説明を受けます。
酒蔵は全部で七番蔵までありますが、ツアールートは一番蔵→五番蔵→二番蔵→資料館→ウイスキー蒸留所→試飲の順に周ります。
お酒にまつわる豆知識のお話を楽しみながら次へと進みます。
数百m先には、江井ヶ島海岸。外を歩くと風に乗って潮の香りが漂います。
酒造りに必要な水は、六甲山系の花崗岩と海岸の貝殻層を通って地下100mから湧き出る井戸水を使用しているそう。
こちらは五番蔵の2階。冬になると清酒の仕込み(発酵)が行われます。
五番蔵の1階。大きな緑色タンクには1万ℓもの清酒が入ります。一升瓶に換算すると5千本ほど。その量に圧倒されます!
資料館では、木製の機械、酒造ラベル、ポスターなど、ここでしか見られない貴重な資料が展示されています。
二番蔵では、樽のウイスキーを貯蔵。3年以上熟成されます。
酒蔵の向かい側には「ウイスキー蒸留所」があります。1919年製造免許を取得し、1961年から製造をスタートしたそう。入口の展示はウイスキー製造工程で欠かせない蒸留釜の「ポットスチル」。蒸留所ごとに形が違い、味の決め手になります。
最後はお待ちかねの「試飲」です。日本酒5~6種、梅酒2種、ウィスキー5~6種の試飲を楽しめます。見学した後に飲むお酒の味わいは格別ですね!
純米酒「神鷹」をはじめ、常時5~6種類の日本酒を取り揃えています。
おすすめだという「シングルモルト江井ヶ嶋QUARTET」は、4種類をブレンドしたフルーティな味わい。こちらも有料試飲できます。
明石の地酒・地ウイスキーを堪能できる見学ツアー。最寄駅から徒歩10分圏内にある利便性の良さと、試飲後に車の運転を気にしなくてもいいのが嬉しいポイントですね♪近隣だけではなく、海外の参加者も増えているそうです。
9月のツアーは9月3日、13日、20日、25日の予定とのこと。申し込みの受付は8月上旬より専用の予約フォームで始まります。
見学可能日
不定期開催(週1回程度)
場所
江井ヶ嶋酒造株式会社
(明石市大久保町西島919)
見学時間
14:00~15:30
酒蔵・ウィスキー蒸留所見学 50~60分
試飲・物販 30~40分
入場料
無料
※一部有料試飲あり。飲食物の持ち込み不可
見学定員
15名(1グループ4名まで)
問い合わせ
江井ヶ嶋酒造株式会社 総務部
078-946-1001(営業時間 9:00~17:00、定休日 土日祝、盛夏、年末年始)
備考
施設見学は予約制です
ガイドは日本語対応のみ
詳細は公式サイトをご覧ください
見学日以外でも事務所ロビーで酒類を販売しています
※酒類販売は9:00~16:00まで