体験型ゲームで学べる「岡山市水道記念館」は、夏休みにおすすめ無料お出かけスポット
こんにちは! おか旅ライターの月子です。 今回は、レトロな建物が魅力的なスポットにおじゃましてきました。2022年7月23日にリニューアルオープンした「岡山市水道記念館」は、入館無料なうえ、ゲーム感覚で学べる展示で子どもたちも大喜び間違いなし!夏休みの思い出作りに、家族で訪れてみませんか?
「岡山市水道記念館」とは?
「岡山市水道記念館」は三野浄水場の構内にあり、水の大切さや水道事業について学べる体験型の施設。創立時に動力室・ポンプ室だった建物は、国の登録有形文化財となっています。
岡山市街地にあるため、アクセスも良好です。
それでは中に入ってみましょう。
リニューアルした展示室
2022年7月23日に耐震改修を経てリニューアルオープンし、展示内容も一新されたので、ご覧の通り新しくてとてもきれい!体感型のゲームがたくさんあり、楽しく遊びながら学べます。難易度が高いゲームもあるので、大人も楽しめますよ。
ここからは、子どもたちが夢中になっていた展示をご紹介していきますね。
ゲームやクイズをしながら学ぶ「水の旅」
水がどうやって私たちのおうちに届くのかを学べる映像が、大きな壁一面に投影されています。
なんと、自分でキャラクターを作ることができ、そのキャラクターが水の旅をする様子を見ることができます。途中ではゲームやクイズもできるんですよ。
お水をきれいにするために、腕をぐるぐる回そう!
制限時間内にバイキンを消そう!
水を飲み水にするためには、消毒も必要です。というわけで、バイキンをやっつけよう!
制限時間内にたくさんのバイキンを消すこのゲームは、水の旅を投影している場所で、約10分ごとにプレイできます。
音を聞き分ける漏水発見ゲーム
水道局のお仕事をゲームで体験!
目で見てわからない漏水は、耳で調査するんですね。こちらはイヤホンから流れる音で、漏水を発見するゲームです。正常音と異常音を聞き分け、漏水を発見しよう!
水道管を取り替えるクレーンゲーム
こちらは、老朽化した水道管を新しいものに取り替えるクレーンゲーム。パネルの前に立って腕を動かすと、画面を操作することができます。
なかなか難しい!
いろいろなポンプで水をくみ上げる
アルキメデスポンプや水車など、4種類のポンプで水をくみ上げる体験ができます。子どもたちが夢中になって体を動かし、水をくみ上げていましたよ。
ポンプの仕組みが体感的に学べますね。
岡山市の水道の歴史を知る
こちらの展示では、岡山市でいつ、どのように水道が作られたのかを知ることができます。水道ができた当初の岡山市の様子に感動しました!
「岡山市水道記念館」から徒歩約6分の場所にある「岡山市半田山植物園」内にも水道施設があります。記念館を訪れた際には、ぜひこちらにも足を運んでみてください。
不思議なフォトスポット
こちらのフォトスポットは、フラッシュで撮影すると普段は黒く見えている部分に絵が浮かび上がるんです。
不思議~!
ぜひ訪れて、撮影してみてくださいね!
また、右下の水道管サイズの穴から顔を出しての撮影も楽しめます。
登録有形文化財の建物
素敵な赤レンガ建築であるこちらの建物は、1905年(明治38)に動力室と送水ポンプ室として作られ、現在は国の登録有形文化財に指定されています。
建物入口上部に書かれている「坎徳無窮(かんとくむきゅう)」という言葉は、「水の徳は永遠に続く」という意味です。
三野浄水場旧動力室煙突
こちらは旧動力室煙突。
元は30mほどあったそうですが、現在は約12mほどとなっています。
なんと、非常用ディーゼルエンジンの排気塔として現在も使われているとのこと。そして、こちらも登録有形文化財です。
三野浄水場緩速ろ過池
緩速ろ過池は、なんと2024年の5月まで現役で稼働していました。
ゆっくりと水をろ過することにより、薬品を使わずに水をきれいにしていたのです。
そんな昔ながらのろ過方法が、つい2ヶ月前まで現役だったなんて、すごいと思いませんか?
スポット情報
いかがでしたでしょうか。
ご紹介した以外にも楽しく学べる展示がたくさんありますので、ぜひ「岡山市水道記念館」に行ってみてくださいね!
【岡山市水道記念館】
所在地:岡山県岡山市北区三野1-2-1
TEL:086-232-5213(岡山市水道記念館)
営業時間:10:00~16:30(入館は16:00まで)
料金:無料
交通アクセス:JR津山線 法界院駅から徒歩約10分
駐車場:あり(15台程度)