髙島屋の第3四半期の最終利益は過去最高を更新も、上海髙島屋の営業収益は大幅にマイナスで営業赤字
髙島屋は12月24日、2025年2月期の第3四半期の累計決算を発表した。売上高にあたる営業収益は3617億2900万円(前年同期比8.2%増)、営業利益は415億2300万円(同25.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は260億7500万円(同7.5%増)と増収増益だった。営業利益、最終利益ともに過去最高を更新した。
主力事業である国内の百貨店事業は、営業収益は前年同期比で8.6%増となる2302億3200万円、営業利益は同41.0%増となる206億7600万円と増収増益だった。インバウンド売上高が前年同期で26.8%増と大幅に増加し、第3四半期累計で871億円と過去最高を更新した。国内顧客においても外商顧客の売り上げが増加し、高額品の売り上げも堅調に推移した。
海外の百貨店事業は、営業収益は244億9400万円(前年同期比4.2%増)、営業利益は55億3900万円(同1.9%減)で増収減益だった。中国の上海高島屋は、景気減速による消費影響が大きく営業収益が大幅にマイナスとなり、営業収益は前年同期から17.5%減の18億円で、営業利益は1億円の赤字だった。
髙島屋の2025年2月期の連結業績予想は、営業収益は4950億円(前年比6.2%増)、営業利益は550億円(同19.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は380億円(同20.2%増)を見込んでいる。