ミシュラン選出のヌーベル・シノワ!台湾料理のお店「麗白」に行ってみた【北九州市小倉北区】
北九州市小倉北区の魚町銀天街。有名なお寿司屋さんも入るビルの2階に、台湾料理のお店「麗白」があります。
同店は、ランチ営業もしていますが、今回はディナーで行ってきました。
ヌーベル・シノワの魅力と体験
「麗白」は“ヌーベル・シノワ(新しい中華料理)”のお店。ヌーベル・シノワは1980年頃の香港で始まったと言われるジャンルで、フランス語でヌーベルは「新しい」、シノワは「中国の」という意味を持ちます。
同店のディナーは、基本的に8000円、1万2000円、1万6000円、2万円のコース。1万6000円以上のコースでは台湾名物「佛跳スープ」が楽しめ、お任せコースもあるそうです。
今回は贅沢と思いつつ、8000円のコースを予約しました。
この日を楽しみに待ちわびて来店。こじんまりしてますが、品のある店内です。予約の名前を告げると、席に通されました。
まずは、ビールを注文。早速、晩餐会開始です。
食欲をそそるスタート<よだれ鶏>
ビールが提供されてすぐ、よだれ鶏が運ばれてきました。鶏がジューシーで香辛料がピリ辛、パンチ力があります。
最初の1品としてはボリュームもしっかりあります。
見た目も楽しめる華やか<オードブル>
次に提供されたのは、オードブル。花が添えられていて、とても華やかなでかわいい一皿です。
料理の説明をしてもらう間も、美味しそうな料理につい目が奪われてしまいました。
自家製カラスミや姫アワビ、グラスにはじゃがいものマリネいくら添えです。味覚と視覚のどちらも満足でした。
<フカヒレスープ>の贅沢なひととき
さらに、フカヒレのスープが運ばれてきます。
店員に聞いたところ、「これは身がほぐされてますが、1万2000円のコースだと姿煮になります」といいます。
筆者としては、このコースでも十分贅沢で、満足に感じるほどしっかりフカヒレが入ってました。
プリプリ海老と極上ナッツ<海老とカシューナッツの塩炒め>
続いては、海老とカシューナッツの塩炒め。
海老がプリプリとしています。素材の良さはもちろんのこと、下処理の仕方によっても差が生まれるのでしょう。
海鮮は小倉で有名な某寿司屋と同じ鮮魚店から仕入れているそうです。
また、アクセントの飴がけカシューナッツが優秀でした。ちなみに、カシューナッツはレジ横でも販売していました。
骨付き肉の旨みが詰まった逸品<骨付き酢豚>
次はいよいよ、メインの肉料理の骨付き酢豚。骨の身離れがよく、硬い部分なんてありません。
骨周りの肉は、本当に美味しく、同店の人気メニューだそうです。筆者も好きな一品でした。
素材を活かしたか<鮭焼飯>
ご飯物は鮭焼飯でした。なんだかほっとする優しい味で、素材一つ一つに存在感ありました。
2種のデザート<杏仁豆腐><ピーナッツ団子>
デザートは、同店の人気不動メニュー杏仁豆腐。
さらに、温かいデザートとしてピーナッツ団子もありました。
最後に締めのお茶として、「文山包種茶」という台湾にしかないお茶が提供されました。現地の茶摘みの所から仕入れているそうです。
なお、ビールは台湾ビールも用意されており、満足極まりない晩餐会となりました。
上品な空間と温かなおもてなしが心に残る名店
「麗白」は、女子会やデート、懇親会などにぴったりで、落ち着いた年齢層の人も多く、夫婦でゆっくり楽しむのも良さそうです。
帰り際には、シェフ自ら挨拶。とても気さくで、ちょっと可愛い人でした。店内の花は、すべてこのシェフがいけているそうで、そのセンスもまた魅力の一つです。
店員にはベテランの方をはじめ、天真爛漫でお茶目なシェフの奥さんや、その奥さんにそっくりな娘さんも時には手伝いに加わるそうです。まるで家族に迎えられたような、あたたかい空間が広がっています。
ちなみにランチは 3300円と6000円の2コースがあり、6000円のコースにはフカヒレスープがラインナップ。ランチタイムでも、事前に予約すれば夜のコースを提供してくれます。
2019年のミシュラン・ビブグルマンにも選出された確かな実力店。味も雰囲気も文句なしの素晴らしい時間を過ごせました。
詳しくは「台湾レストラン麗白」インスタグラムから見ることができます。
<台湾レストラン麗白>
■住所/北九州市小倉北区魚町2-5-17 インクスポットビル 2F
■電話番号/093-287-8287
■営業時間/月~土 11:30 ~15:00(L.O. 14:00)、17:00 ~22:00(L.O. 21:00)
■定休日/日曜日、第4月曜日
※お料理はコースのみ、価格は税抜きになります。
※2025年6月23日現在の情報です
(ライター・ももいろみるく)