クラフトジンがアジア最大級の品評会で最高金賞 上越市の越後薬草
健康食品製造などの新潟県上越市小猿屋の越後薬草が手掛けるクラフトジンが、アジア最大級の酒類品評会「東京ウイスキー&スピリッツコンペティション2025(TWSC)」で最高賞に次ぐ最高金賞を受賞した。
《画像:最高金賞を受賞した「THE HERBALIST YASO GIN ORANGE」(左)など》
同社の「THE HERBALIST YASO GIN」シリーズは、酵素ドリンクなどの製造過程で、野草エキスを凝縮する際に出来るアルコールを活用している。県内産ヨモギなどの野草80種類を原料に、ハーブや果物で香りを加えた爽やかな味わいが特長だ。
TWSCは2019年から行われており、今年は洋酒部門に639、焼酎・泡盛部門に190の計829アイテムがエントリーした。同社が出品した洋酒部門では、国内で流通するウイスキーやスピリッツなど、世界中のあらゆる蒸留酒が集まり、バーテンダーや酒類製造、販売などの専門家が、味や香りを総合的に審査した。
最高金賞は洋酒部門では上位5%が受賞。同社では同シリーズの「ORANGE」とスピリッツの「Absinthe prototype03」が選ばれたほか、ジンの「EXTRA HERB」と「YUZU」は金賞を受賞した。ORANGEは2023年に最高賞の「BEST OF THE BEST」、2024年に金賞を受賞し、3年連続金賞以上を受賞したとして、同コンペで殿堂入りを果たした。
《画像:「多くの人に飲んでもらいたい」と話す塚田社長》
塚田和志社長は「ジンが苦手な人も飲みやすく、他と差別化されたハーバルな味わいが評価された。受賞をきっかけに多くの人から飲んでもらいたい」と話している。
YASO( https://yaso80gin.jp/ )