東京湾のルアーシーバス釣りが開幕!【神奈川・つり幸】子供でも75cm良型をキャッチ
1月からシーバス乗合船をスタートした東京湾川崎のつり幸の様子をうかがいに1月19日(日)に訪れた。
つり幸でルアーシーバス釣り
同宿は午前に限り、最寄り駅の川崎駅からの送迎がある。車利用なら、5~6時の間に宿付近で案内するスタッフの指示で停めることができる。ただし限りがあるので、以降はコインパーキングへの案内となる。
当日は午前LTアジ、タチウオ、アカメフグ各船とシーバスは2隻出しとなる。受付では、該当する釣り物の乗船名簿に記入。乗船料を支払ってから札をもらい、氷を受け取って護岸を階段で越えて桟橋へ。スタッフがいるので釣り物を伝え、該当の船に乗る。
シーバス船は桟橋奥に新さくら丸とさくら丸がスタンバイ。私は右舷7人、左舷6人の計13人が乗船し、村山克英船長が舵を握るさくら丸へ。別船の新さくら丸には、若手の川田啓太朗船長の操船で11人が乗り込む。合計24人のシーバスフリークが集まった。
京浜運河を北上
6時50分、新さくら丸からもやいが解かれ、ポイントへ向けて出船。続いてさくら丸も護岸を離れ、京浜運河を北上する。
アナウンスで諸注意があった。「釣った魚をリリースする人は、その場でリリースせず(群れが散ってしまう)、オケに活かしておいて移動時にリリースの案内にしたがって。魚が掛かったら竿での抜き上げは厳禁(バレたときにルアーが飛んできて危ない)、タモ取りで対応。ジグは60を使用。フォールでアタるので、ベイトリールはサミングするように、スピニングではスプールを手で包み込むようにして対応して」とのこと。
東京湾に出ると北東へ走る。航程約50分でストラクチャー周りでスローダウン。「水深は24m。底から20mをただ巻きで狙って」との船長のアナウンスで7時37分スタートフィッシング。
ファーストヒットは右舷ミヨシで探っていた毎週同宿に通っていると言う長利修一さん(川崎市)がフッコサイズをキャッチ。ルアーはTGベイト(赤金)でローギアのリールを使い、速巻きで食ったとのこと。
移動後続々ヒット
ここではあとが続かず10分ほど移動。潮回りは中潮で、8時ごろが満潮で潮止まり、干潮は14時ごろでちょうど潮が動かないタイミングだった。アクアラインの橋脚周辺で潮回り、船長から「水深21mです。ボトムからバイブレーションや、潮止まりなのでスピンテールジグなどでやってみて」とのアナウンスで再開。「反応が20~15mであるので集中して探ってみて」とさらにアドバイスが入る。
左舷大ドモの同宿の常連・中川辰也さん(伊奈町)の竿が満月に。慎重なやりとりで上がってきたのは良型のクロダイ。ルアーはシーバスアンチョビメタル100(ピンクシルバー)。
左舷胴の間の小暮幸司さん(さいたま市)には本命がヒット。ルアーは同60(グリキンボーダー)。
グッドサイズ含め好反応
右舷トモ2番の鈴木貴幸さん(豊島区)は仲間3人でシーバスの時期は同宿へ通う常連。TGベイト60(グリキン)で1尾目をキャッチしたのち計7尾。
その左隣の斎藤達椰さん(小平市)はメタルフリッカー60(ピンクゴールド)で4尾。
もう1人の豊田幸輔さん(町田市)は、当日最大の66cmを含め6尾をキャッチ。ルアーはOD80(オレンジ)など。
ミヨシ寄り両舷では、親子が大奮闘。右舷では港区の加藤俊文さんが8尾、理人くん(9歳)はラストに釣った53cmを含め3尾をキャッチ。
左舷では、吉川市の田原孝純さんが5尾、亘稀くん(10歳)は2尾とサメもヒットさせ賑やかに。
船長は中盤、木更津沖のポイントをチェックしたものの振るわなかったので、アクアライン周辺へ戻り下げ潮狙い。こまめに流し直しながら、ポイントを転々と探っていく。各所でヒット連発を演出し、各自がシーバスの引きを楽しみ14時に沖上がりとなった。
別船では75cmも登場
釣果は40~66cm1~17尾で竿頭は長利さん。ボトムから速めに巻いての落とし込みで、ヒットに持ち込むパターンがはまった。
別船では75cmを池田昌志さん・開くん(7歳)がTGベイト60(カタクチイワシ)でキャッチ。釣果は2~16尾。
村山船長のコメント
「シーバスは連年より1カ月ほど遅れてスタートで、ようやく水温も下がり群れが集まりだしてきました。これからますます期待できます。別船の川田船長の船でもお子さんが最大75cmをキャッチしました。レンタルタックルも用意がありますので、お子様でも楽しめますので、ぜひ遊びにきてください」
<週刊つりニュース関東版 岩下/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース関東版』2025年1月31日号に掲載された記事を再編集したものになります。