業スー商品で作れる麻辣湯レシピ。話題の調味料「麻辣藤椒香醤」をおいしく活用するコツを伝授
SNSで業務スーパーで作れる麻辣湯が話題
今、SNSで大人気の料理「麻辣湯(マーラータン)」をご存じでしょうか?中国の四川省で発祥したとされるスープ料理で、舌が痺れる辛さが特徴。近年、日本でも専門店が続々オープンするほど注目を集めています。
その麻辣湯が、業務スーパーの商品を使って家庭でもおいしく作れると話題なんです。四川料理なんて聞くとスパイスや調味料をそろえるのが大変そうに感じますが、業務スーパーで購入できるならチャレンジしてみたくなりませんか?
業務スーパーの「麻辣藤椒香醤」とは
麻辣湯ブームのきっかけは、業務スーパーの麻辣藤椒香醤(マーラータンジャオシャンジャン)です。これさえあれば、家庭でも本格的な麻辣湯が作れるのだとか。実際、TikTokやYou Tubeには、本商品を使った麻辣湯の調理動画がたくさん投稿されています。
その影響もあってか、現在品薄状態が続いているようです。筆者も近隣の店舗を全部回りましたがいずれも欠品中で、3週間後にようやく発見!購入した日には陳列棚に20個ほど残っていましたが、その2日後には売り切れていたので、見かけたら即買いすることをおすすめします。
原材料は、植物油脂・フライドガーリック・乾燥たまねぎ・乾燥唐辛子など。山椒・八角・花椒といった中華系スパイスもたくさん入っています。このほか、シナモンやクローブも含めて香りにクセのあるスパイスだらけなので、好みが分かれるかもしれません。
瓶を開封してスプーンを差し込んでみると、底の方にフライドガーリックとごまがずっしりと沈んでいます。スプーンですくった感じでは、食べるラー油に近いビジュアル。このままご飯やお豆腐にかけてもおいしそうです。
実際に作ってみよう。業務スーパーで購入するものはこれ!
「麻辣藤椒香醤」が手に入ったら、さっそく麻辣湯を作ってみましょう。業務スーパーで購入するべき商品は以下の5点。すべて購入しても800円以下なので、気軽にチャレンジできそうです。
五香粉については記事の後半で解説しますが、必要な人だけ購入してみてくださいね。
・麻辣藤椒香醤……338円(税込)
・牛肉だしの素……122円(税込)
・さつまいも春雨……84円(税込)
・白きくらげ……111円(税込)
・五香粉(お好みで)……133円(税込)
業務スーパーの商品で作る麻辣湯レシピ
調理時間:15分
乾物を水で戻す時間を除きます
ここからは、業務スーパーの「麻辣藤椒香醤」を使った麻辣湯の作り方をご紹介。乾物を水で戻す時間を除けば、ほんの15分程度で作れるお手軽レシピです。鍋を作る感覚でチャレンジしてみてくださいね。
材料(1人分)
・好みの野菜やきのこ類……適量
・豚肉……適量
・さつまいも春雨……20~30g
・きくらげ……ひとつかみ
・水……200ml
・牛乳……200ml
・麻辣藤椒香醤……大さじ2杯
・牛肉だしの素……小さじ1.5杯
・にんにくすりおろし……チューブで1cmほど
・オイスターソース……少量
・ねりごま……大さじ1杯
・豆板醤(お好みで)……好きなだけ
コツ・ポイント
基本的に具材は鍋に合うものならなんでもOK
オイスターソースとねりごまはなしでも作れますが、入れるほうが格段においしい
さつまいも春雨は緑豆春雨でも可。韓国春雨のタンミョンもおすすめ
SNS動画を参考に何度か試作してみたところ、おいしいことはおいしいのだけど味が薄いというか何か物足りない……。コメントでおすすめされていたオイスターソースとねりごまを入れたら、一気にコク深くなっておいしさが倍増しました!ねりごまの代わりにごまドレッシングでもいいのだとか。
ねりごまを入れすぎると担々麵に寄り過ぎてしまいますが、少し入れるだけでスープにコクが出ます。自宅にない場合は、オイスターソースだけでもぜひ入れてみてください。
下ごしらえ
春雨やきくらげは、パッケージ記載の方法であらかじめ戻しておきます。業務スーパーのさつまいも春雨なら5分茹で、白きくらげはぬるま湯で15分ほど浸けておきましょう。
きくらげは水で戻すと7倍ぐらいに増えるので、少なめでOKです。
作り方
スープを作る
鍋に水と牛乳を入れて加熱し、温まってきたら牛肉だしの素・麻辣藤椒香醤・にんにくを投入します。辛いものが好きな人は、豆板醤を小さじ1杯ほど加えてみてください。
野菜や肉を入れる
野菜や肉を入れていきます。葉物やもちなど火が通りやすい具材は仕上げの直前まで残しておきましょう。
春雨を入れて煮込み、味を調える
水で戻した春雨ときくらげを入れ、5分ほど煮込みます。
具材に火が通ったら、オイスターソースとねりごまを加え、味を調えます。好みで麻辣藤椒香醤・にんにく・豆板醤を追加してください。
火が通りやすい食材を入れる
ニラ・春菊・パクチーなどは香りや食感を残すために最後に入れます。サッと火を通したらできあがりです。
いざ実食!辛くて痺れる初体験の味覚に手が止まらない
できたての麻辣湯をひと口食べた瞬間、これまで体験したことがないような香りと味わいが……!山椒や八角、シナモンなどのスパイスが一気に鼻に抜け、にんにくの香りも強めに感じます。いろいろな風味が複雑に入り混じっていて、スパイス好きにはたまりません。
スープを口に含むと、麻辣ならではの痺れるような辛さがピリッときます。牛乳が入っているせいか、思ったほど辛くありません。筆者は辛いものが割と好きなので、豆板醤を小さじ1杯加えましたが、それでもあまり辛いとは感じませんでした。
具材の旨味が溶け込んだまろやかなスープにほどよい辛さと痺れが加わり、コクもあって絶妙なおいしさです。初体験の味覚ということもあり、食べる手が止まらなくなります。このスープにご飯を入れて雑炊にして食べたい……!
五香粉をトッピングするとより本格的な味わいに
ネットの口コミで業務スーパーの五香粉(ウーシャンフェン)を振りかけるとさらにおいしくなるとあったので、購入してみました。陳皮・シナモン・花椒・フェンネル・八角・クローブの6種類のスパイスがブレンドされた香辛料です。
税込133円と手に取りやすいお値段なので、興味がある人はぜひどうぞ!
五香粉を軽く振り入れてみました。ケースのフタに開けられている穴が大きめで、ひと振りしただけでもドバッと出てくるので、かけすぎないよう気を付けましょう。
もともとスパイスの主張が強い麻辣湯ですが、五香粉を入れるとケタ違いに風味がアップします。一気に薬膳感が増して、確かにお店のような本格的な味わいです。
ただし、クセもかなり強くなるため、食べづらさを感じる人もいると思います。シナモンや花椒の香りがあまり得意でない人は、控えめにトッピングしてみてくださいね。
韓国春雨タンミョンでも作ってみた
SNSではタンミョンを使うレシピが多かったので、こちらも試してみました。タンミョンとは韓国で人気の極太春雨で、業務スーパーでは「東北大拉皮(平太春雨)」という名前で販売されています。
こちらでは豚肉の代わりにエビを使用し、レンコンを加えました。白菜やもやしなどの野菜は、ゆでるとボリュームダウンして盛り付けたときにぺしゃんとなりがち。エビやレンコンなど存在感のある具材を入れると見栄えがしますね!
タンミョンはプラスチックのように硬いので、15分ほどゆでて下ごしらえをしてから使用します。水に浸けて数時間~ひと晩置いておくと、ゆで時間を短縮できるそうです。
タンミョンは食べごたえのあるモチモチ食感が魅力で、春雨を使用するよりもボリュームがアップ。煮込んでもしっかりと弾力が残るので、麻辣湯と相性バツグンなんです。
とろとろのスープがタンミョンに絡んでこれはおいしい……!春雨よりも麻辣湯の味わいがより濃厚に感じられます。独特の食感に好き嫌いが分かれそうですが、未食の方はぜひ一度試して頂きたいです。
作ってみてわかったこと
麻辣湯の具材は好きなものを選んでよいそうですが、作ってみて納得。スープが濃厚なので、どんな食材とも相性がよさそうです。ネットの動画では、もち・はんぺん・とうもろこし・トマト・うずらの卵・厚揚げ・ソーセージなどが入っていました。
また、白菜・もやし・えのき・豚肉など白っぽい食材ばかり選んでしまうと、できあがりの見た目がイマイチになりがちです。1人で食べる分にはかまいませんが、SNS用に映える写真を撮るなら緑の野菜・黒きくらげ・魚介類などを入れてみてくださいね。
業務スーパーさえあればおいしい麻辣湯もお手のもの
一見むずかしそうな麻辣湯も、業務スーパーの麻辣藤椒香醤を使えば手軽においしく作れます。大人気の調味料なので入手するのがやや大変ですが、品切れでも少し待てば入荷するはず。ぜひ手に入れて、自宅で麻辣湯作りを楽しみましょう。
※掲載商品の情報は公開時点のものです。店舗によっては取り扱いがない、または販売終了している場合もありますので、あらかじめご了承ください。
※本記事は個人の感想に基づいたもので、感じ方には個人差があります。
ライター:あき(Webデザイナー / ライター)