【大人気】『小学8年生』の付録「ドコモF503i」と当時の「ドコモP501i」の着メロを聴き比べてみた / ついに我々世代の青春が小学生の付録になる
小学館が発行する学習雑誌『小学8年生』の付録が「ドコモのガラケー」らしい。ついに40代の青春を代表するアイテムが小学生向け雑誌の付録になる日が来てしまった……ちなみに機種はドコモの「F503i(を模したおもちゃ)」とのこと。
もちろん電話をかけることはできないが「占い」や「着メロ再生」などが楽しめるという。着メロが楽しめるのはヤバい。あ、そういえば……ということで、私が持っている「ドコモP501i」の着メロと聴き比べをしてみた。
小学8年生の付録「ドコモF503i」と当時のドコモ「P501i」の着メロ
・小学8年生
そもそも『小学8年生』とは、1〜6年生まですべての小学生が楽しめる “全学年向け” の学習雑誌だそうだ。今回の付録である「NTTドコモ F503i」はBluetooth機能も搭載した「ケータイ型プログラミング体験付録」だという。
おそらくBluetoothに接続してプログラミングの体験学習をするのは小学生……大人は昔懐かしい着メロを楽しむだけで満足してしまうだろう。
ただ、Bluetoothに繋げば懐かしの着メロを作曲することも可能なのだとか。数年ぶりに「ケータイ着メロドレミBOOK」を開く時が来たか……!
・デコれる
ちなみに令和の小学生からすれば化石同然の電話機かもしれないが、付録のガラケーに「デコれるシール」を貼ると、平成時代の懐かしい姿がよみがえるもよう。
「ドコモのむかしのマークだよ」という解説によって、自分も昔の人間であるということを再認識させられる。子供からすれば、ガラケーでテンションが上がっている時点で昔の人なのだ。
カラフルなシールや画面カード(20種類)を組み合わせることで青春が復活するだろう。ちなみに当時のギャルはガラケーで個性を炸裂させていた。平成時代に活躍したギャルの皆さんは、光るアンテナやストラップ、ハイビスカス等を追加して楽しんでほしい。
・着メロ
「占い」や「記憶力ゲーム」等のゲームは小学生に楽しんでもらうとして、当時ガラケーを使っていた世代として最も楽しみな機能は先にも述べたが「着メロ」である。
当時は「お気に入りの曲」を着信音に設定する(数字キーを押してドレミを手打ち入力する)のが流行っていた。
しかも着メロを電話帳のグループごとに設定できたりしたため、とにかく当時は「カメラ機能(なかった)」ではなく「着メロ」が充実している機種が人気だったのだ。懐かしい着メロを聴くと青春時代の思い出がよみがえる方も少なくないだろう。
・懐かしい単音メロディ
付録の「F503i」に収録されているのは『森のくまさん』『大きな古時計』『学校のチャイム』など。聞きたい曲の番号を押すと、懐かしい単音メロディが流れる仕組み。いわゆる初期の着メロだ。
おそらく当時を知らなければ、この単音メロディの良さは伝わらないだろう。平成時代に青春を過ごした方々は、このシンプルながら奥深く美しいメロディによって、過去を懐かしく思い返すことができる。
・P501iの着メロ
そういえば「F503i」は2001年1月に発売された機種らしい。私が持っている「P501i」は1999年5月に発売されたもの。価格は本体と標準キットで3万7300円だったそうだ。今と比べると安い。ちなみにFは富士通製、PはPanasonic(松下通信工業製)である。
また実際には「F503i」の内蔵着信メロディはFM音源16和音とのことなので、もっととんでもなくワクワクするメロディだったとお伝えしておきたい。YouTube等で検索すれば16和音の着メロを聴くことができるだろう。
つまり付録の「F503i」は初期の初期の着メロ。1999年に発売された「P501i」になると、もうちょい進化した着メロが楽しめるようだ。確認すると『ルパン三世のテーマ』『ライディーン』『フランダースの犬』などが収録されていた。
・充電スタンド
それでも当時の雰囲気を手軽に体験することのできる『小学8年生』の付録は熱い。なんならガラケーよりも充電スタンドの形に懐かしさを覚えた。ガラケーを見ることはあっても充電スタンドを見る機会はなかなかありませんので。
このスタイルは今より見やすくて便利かも。もっと楽しんでみたい方は『小学8年生 はじめてのプログラミング号』をチェックすべし。人気なのでお早めに!
参考リンク:小学8年生 / 楽天市場 / Amazon
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.