【清水区・一元 本店】デカい! 通常の3倍特大ギョーザ しょうゆラーメンは65年変わらぬ味
長年地元民から愛され続ける静岡市清水区の名店「一元 本店」は65周年。特大サイズのギョーザはなんと通常の3倍の大きさ、丁寧な下処理が光るしょうゆラーメンも自慢です。
【画像】記事中に掲載していない画像も! この記事のギャラリーページへ1960年創業 3代続く「一元 本店」
静岡鉄道・御門台駅から北に徒歩4分。清水区七ツ新屋にある「一元(いちげん) 本店」は、1960年創業。
長年地元の人たちから愛され続けてきた中華料理店です。
みそを溶かして食べるラーメン「もやし味噌ラーメン(1100円)」など、こだわりの一杯を提供しています。
変わらぬ味 秘伝の「醤油ラーメン」
特に定番メニューの「醬油ラーメン(150g 800円)」と「餃子(大 1個250円)」のセットは、創業当時から変わらぬ味を今に伝えています。
「醤油ラーメン」は丁寧に下処理をした豚骨ベースのスープに自家製チャーシューを乗せたシンプルな一杯です。
豚骨の濃厚さを残しながらも、後味はあっさりと仕上げています。
創業当時からの味を守り続けている3代目店主の市原庸次さんは、スープへのこだわりを語ります。
一元 本店 3代目・市原庸次さん:
下処理の血抜きをしっかりして時間をかけて煮出しているので、生臭さが一切感じられないと思うんです
創業当時から伝わる、とても手間がかかったスープでした。
また麺は細麺ながらもスープにしっかり絡みます。
コシのある食感と、卵をたくさん使ってツルツル感や甘みを出しているのが特徴です。
肩ロースを使用したチャーシューは2枚。なんとチャーシューのタレは65年継ぎ足しで使っている、歴史が詰まったタレなのです。
通常の3倍!特大ギョーザに驚き
創業から変わらない味わいの、もうひとつの名物が特大のギョーザ。
大きさは一般的なギョーザ3つ分ほどで、野菜と肉がぎっしり詰まっています。
創業当時の製法でつくる特大ギョーザは肉の割合が多め。秘伝のしっかりとした味付けで、タレなしでも楽しめる逸品です。
面白いのは皮の形です。
一元 本店 3代目・市原庸次さん:
普通ギョーザの皮はまるい形ですが、うちの皮は長方形なんです
その皮が具材をしっかりと包み込み、うま味を閉じ込めています。
65年間変わらない味のギョーザは、蒸し方にもこだわりが。
たっぷりのお湯で蒸し焼きにすることで、鉄板の温度が下がらずモチモチっとした食感が楽しめるのです。
この特大ギョーザは店内での飲食だけでなく、持ち帰りも可能。
家庭でも一元 本店の味わいを楽しむことができます。
「50年ぶりに来て同じ味」
1960年、創業当時の一元の外観は今とは違い、のれんの大きな「中華料理」の文字が目を引きます。
モノクロ写真が時代を感じさせますね。
一元 本店・市原百合子さん:
先日も、小学校の頃に来たことがあるんですというお客さんがいました。50年ぶりに来て同じ味だと、おいしかったと、また来ますと言ってくれました。
「一元 本店」の65年間変わらない味は、地元の人々に愛され続けてきた証です。長く愛される店には必ず理由があります。その秘密を自分の舌で確かめてみませんか?
■店名 一元 本店
■住所 静岡市清水区七ツ新屋2-3-33
■営業時間 10:45~13:30 17:00~20:00
■定休 月・月1不定休
■問合せ 054-345-2218
■駐車場 12台