【ガチ】令和に『攻殻SAC』と『ガンダムW』のこんなものが…!? 美峰がひっそりと凄まじいものを展示していた (AnimeJapan 2025)
2025年3月22日から23日まで、東京ビッグサイトで開催された「AnimeJapan 2025(アニメジャパン、AJ2025)」。アニメファンの皆さんも楽しめたことでしょう。
どこも面白かったのだが、1件だけ、極めて個人的に大興奮で見入ってしまったブースがあった。それが東4ホールに出展していたコミックス・ウェーブ・フィルムのブース。
2025年のアニメジャパンでこんなものにお目にかかれるとは思っていなかった……! 気づかず見逃した人もけっこういそう。
・コミックス・ウェーブ・フィルム
コミックス・ウェーブ・フィルムはアニメの制作会社で、美峰はアニメの背景などを得意とするスタジオ。両社は協力関係にある。
AJ2025のフロアマップを見る感じ、コミックス・ウェーブ・フィルムとして出展していたようだ。場所は東4のJ02。
ここで目立っていたのは『秒速5センチメートル』の特別展示だろう。劇場用の実写映画が、2025年秋に公開を予定されているそうだ。まあ実写の恋愛ドラマにこそありそうな内容ではあるよな。
おや? 隣に薄暗い展示エリアが続いているぞ……。
・美峰
明るい桜色の秒5エリアから移動した先にあったのは……えっ、『攻殻S.A.C.』!?
こっちには『ガンダムW』……だと!?!?
本物の背景じゃねぇか……! 製作当時そのままだと思われる。このブース、すごいものを展示しているぞ!!!
これは2nd GIG17話で出てきた店……! ヤクザからブツを盗んで路地裏で腕を切断されそうになっていた少年、チャイ(CV 高山みなみ)の世話を少佐が焼いた台湾回だ。
確かマルチプレーンカメラだかにセル画を入れて色々やるとか、そういう時代だった。
こっちは『ガンダムW』だ。『Endless Waltz』もある。
これらはどういう経緯でここにあるのか? あらためて説明をちゃんと読むと、これら背景は倉庫に保管されていたものだそう。しかも初公開らしい。展示にはProduction I.G、バンダイナムコフィルムワークス、東映アニメーションも協力しているようだ。
そして今回は「美峰 美術背景展」の第一章ということらしい。つまり二章、三章と続く……のか?
もっと最近のアニメだと『進撃の巨人』と映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』のものもあった。
隣のTOHO animationを始め、周囲は来場者でギッチギチだが、ここはほぼ気付かれていない感があった。みんな凄いものを見落としているぞ……。おかげで1枚1枚にかなり時間をかけて見ることができたのだが。
ということで、AJ2025全体で見てもトップレベルに貴重なものを展示していた、コミックス・ウェーブ・フィルムブースの「美峰 美術背景展」。とても良いものを見せてもらいました。
参考リンク:美峰、AnimeJapan2025
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.