【2025年福袋特集】銀座コージーコーナーの『新春お楽しみ袋』(税込2160円)と類似商品とのお得度を調べたら腑に落ちない結果に…
全国に400店舗以上を展開する老舗洋菓子チェーン店「銀座コージーコーナー」から、今年も『新春お楽しみ袋』が販売された。
私(耕平)は2021年から、この『新春お楽しみ袋』を買っているので、今回で購入するのは5回目。ぶっちゃけその中身は、ほとんど変わっていない。
そして今回同じコージーコーナーで販売している商品で、「小さな宝もの」という常時販売されているものがある。これが値段も個数も近いため、「『新春お楽しみ袋』は本当にお得なのか?」という疑問が湧いてきた。
ということで、今回は『新春お楽しみ袋(税込2160円、39個入り)』と「小さな宝もの(税込2376円、40個入り)」のお得度を徹底比較してみたので、ご覧いただこう!
・元旦から期間限定セットがてんこ盛り!
今年も元旦から全国で販売された、銀座コージーコーナーの『新春お楽しみ袋』。22個入り(税込1080円)と、39個入り(税込2160円)の2種類と、相変わらず変わらないラインナップだ。
ふと横を見ると、昨年から福袋と一緒に販売された「おみくじ付きクッキー」も、引き続き販売されていた。
まぁ昨年微妙な感じが隠しきれなかった商品なので、今年はスルーしようと思う。とりあえず今まで1000円台の方の『新春お楽しみ袋』を、ここ数年購入していたため、今年は2000円台の方を購入することにした。
そして私が2021年に、この福袋を初めて購入してお得度を比較した「小さな宝もの(40個入り)」も、変わらず販売されている。
その他にも福袋ではないが、期間限定販売の「スイーツおせち」も美味しそうだ。
・ほとんど変わらない中身
もう5年連続購入していると、ほとんど変わらない中身に正直、辟易(へきえき)してしまう。だが変わらないからこそ、個数が微妙に増減しているなど、昨今の物価変動を読み解く指標にも取れる。
その点を踏まえて、今年の『新春お楽しみ袋(税込2160円、39個入り)』の中身を見ていこう。
まずは、定番の4種類のクッキー。
「巳・バニラ」×6個
「鏡餅」×6個
「フランボワーズ」×6個
「チェック」×6個
続いて、5種類のマドレーヌ。
「バターマドレーヌ」×3個
「オレンジマドレーヌ」×3個
「抹茶マドレーヌ」×3個
「いちごマドレーヌ」×3個
「ショコラマドレーヌ」×3個
これだけの量で税込2160円は、一見お得に思える。
・お得度を徹底検証
それでは『新春お楽しみ袋(税込2160円、39個入り)』は、実際のところ、どれだけお得なのか? 細かく計算していこう。
まずはマドレーヌ。これは店頭で、1個税込108円で販売されている。
マドレーヌは15個入っているので、合計1620円となる。そしてクッキーは単品販売が無いのだが、この時期に販売されている「おみくじ付きクッキー」が、10個入りで税込594円なので、平均で税込59円とする。
クッキーは24個入りなので、合計で1416円。すなわち合計で税込3036円相当となり、割引率は約29%となる。そう考えると、なかなかお得なセットだ。
次に、通年で販売されている「小さな宝もの(税込2376円、40個入り)」を計算してみよう。まず内容は以下のとおりだ。
・クッキー(フランボワーズ、ピスターチ、チェック、シナモン):各6個 合計24個
・クッキー(バター、チョコチップ):各4個 合計8個
・バトンマカダミア 8個
このセットには、コージーコーナーの代名詞と言える「モンドセレクション4年連続受賞」のマドレーヌが入っていない。
その分クッキーが多めに入っていて、『新春お楽しみ袋』には無いマカダミアナッツをまぶして生地に包まれたパイ「バトンマカダミア」も入っている。
クッキーは合計32個で前述のとおり、1個税込59円で換算すると1888円。そして「バトンマカダミア」については単価を調べたところ、単品販売はなく、この「小さな宝もの」以外販売されていないもよう。
なので正確に計測するのは不可能だが、製法もクッキーやマドレーヌより複雑そうなこともあり、生産量も少ないと思われることから1個100円くらいと予想する。
だいたい合計で2700円相当と中身といったところだろうか? そうなると、『新春お楽しみ袋』の方に軍配が上がりそうだ。
しかし、お得度の比較としては「バトンマカダミア」の単価が不明瞭だったため、腑に落ちない中途半端な検証に終わってしまった。ただ2000円台の『新春お楽しみ袋』のお得度が高いということは改めて理解できた。
ただ5年間、変わり映えしないんだよな……それだけが心残りである。というわけで、来年に期待したい!
参考リンク:銀座コージーコーナー
執筆:耕平
Photo:RocketNews24.