今年で結成30周年！～『京都の祭り先導する』平安騎馬隊の夏休みを訪問～
今年で結成30周年を迎えた京都府警察平安騎馬隊は、子どもの安全を守る小学校周辺のパトロールや騎乗体験など身近な存在として親しまれています。日々、多忙な任務をこなす馬たちですが夏の猛暑の間は一休み。そんな夏休みの様子をうかがってきましたのでご報告いたします。
京都の祭に欠かせない！～平安騎馬隊～
今年で結成30周年を迎える「京都府警 平安騎馬隊」は、大正時代に京都府警察に騎馬警察官が配置されたのが前身で、平安遷都1200年の記念事業として京都競馬場を活動拠点に結成されました。
現在は活動拠点を平成9年10月に京都市左京区の宝ヶ池公園に移しました。
平安騎馬隊の活動は、小学校周辺のパトロールや騎乗体験、さらにイベントや行事の雑踏警備はもちろん、観光シーズンには京都御苑等でパトロールも行うなど実に多様で、日々忙しく任務にあたっています。
特に京都三大祭の「葵祭」や「時代祭」での先導警備は花形ともいえる重要な任務で、京都の祭には欠かせない存在となっています。
平安騎馬隊が創設されるまでは、パトカーが先導していたので、今となっては驚く方もおられるのではないでしょうか。
涼やかな「いこいの森」で夏の猛暑を避暑
平安騎馬隊の厩舎は宝ヶ池公園の「いこいの森」にあります。
京都市営地下鉄「国際会館駅」からも徒歩10分程度で、宝ヶ池公園の「北園」のすぐ隣に位置しています。
こんな往来の盛んな公園のすぐそばに厩舎があるとは思ってもみなかった方も多いのではないでしょうか？
森の木々に囲まれ、広々とした涼やかな厩舎で馬たちは夏を過ごしています。
とはいえ、さすがに日中は暑く、厩舎の中で扇風機の風に涼を求めていました。
運動も午前中の涼しい時間帯に行っているとのことで、この日訪れると、ちょうど運動を終えて汗を流しているところでした。
身体を洗ってさっぱりした後は草を食んでいました。
そんな様子を遠目に眺めていると、すぐ近くまで馬を連れてきてくれました。
夏の猛暑にも挫けず、食欲旺盛な様子に元気をいただけました。
気さくに写真も撮らせていただき、体を触らせていただけました。
「葵祭」や「時代祭」を先導するスターホースと、こんなに近くで親しませていただけるとは感激です。
とても貴重な体験をさせていただけました。
偉大な名馬の子供も活躍中
現在の平安騎馬隊は5頭の騎馬隊馬が活躍中です。
その中には「アグネスタキオン」や「サッカーボーイ」の子供や、母方の父「セイウンスカイ」の孫など、偉大な名馬の血を引く良血馬もたくさんいます。
競馬ファンであれば感動もひとしおではないでしょうか？
そんな平安騎馬隊の厩舎は、毎日午前10時から午後4時まで馬場周辺を自由に見学ができます。
馬は繊細なので驚かせたりしないよう配慮が必要ですが、気軽に見学させていただけるので、ぜひ一度、足を運んでみてはいかがでしょうか？
基本情報
＜京都府警察 平安騎馬隊＞
◇開閉時間
・午前10時から午後4時
※緊急の案件により閉門している場合もあります。
※イベント、パトロールなどの予定により、何頭かの馬が不在の場合もあります。
◇入場料
・無料
※馬を驚かせないよう配慮いただければ馬場周辺を自由に見学できます。
◇見学・体験騎乗の予約方法
・個人での見学は予約不要
・団体（10人以上）での見学は電話にて事前予約制
※詳しくは京都府警祭「平安騎馬隊」の公式HPを参照ください。
アクセス
◇所在地
京都市左京区松ヶ崎木燈籠町京都市宝ヶ池公園憩いの森内
京都府警察本部地域課騎馬隊
tel：075-451-9111
※電話受付時間：月曜日から金曜日 9時00分～17時45分（土日祝日・年末年始は除く）
◇電車
・京都市営地下鉄：国際会館駅より 徒歩10分
・叡山電鉄：宝ヶ池駅より 徒歩10分
◇バス
・各種バス：国際会館駅前より 徒歩10分
◇駐車場
・ナシ
※但し、宝ヶ池公園利用者の駐車場は近隣にアリ
