【パワー】ご飯もまとめてドーーーン! ロッテリアの『うな丼バーガー』が振り切ってて最高!! 気になるお味は…
土用の丑の日も間近に迫った2025年7月16日、ロッテリアがぶっ飛んだ期間限定メニューの発売を開始した。その名も『うな丼バーガー』──。「うなぎバーガー」ではなく『うな丼バーガー』であることがポイントだ。
なんとこのバーガー、うなぎのみならず “丼” の部分に該当する「ごはん」までねじ込んでいるというから驚くしかない。さあ『うな丼バーガー』は美味しいのか? さっそく食べて来たのでご報告しよう。
・ハラハラドキドキ
運営会社がゼンショーホールディングスに代わって以来、妙に勢いがあるロッテリア。例えば「ゼッテリア」はその象徴的な存在で、何をしでかすかわからないドキドキ感を持ち合わせるようになってきた。
そんな中、発売されたのが土用の丑の日戦線に向けた『うな丼バーガー』である。うなぎバーガーだけでも十分に珍しいのに、あえての“うな丼仕立て”で挑んだ話題作だ。
・米入り
ロッテリアによれば『うな丼バーガー』は「うなぎの蒲焼、国産米100%のごはんパティ、錦糸卵……等々を、ふんわりもっちり食感のバンズで挟んだ、まさに「うな丼」をバーガーに仕立てた一品です」とのこと。
この時期になると牛丼チェーン店のほとんどがうなぎ関連のメニューを発売するが、バーガーショップがうなぎに手を出すのは異例。やはりロッテリアは何かしでかす店に変貌しつつあるのだろう。
『うな丼バーガー』は単品価格が990円で、数量限定発売。ポスターには「売切御免」と誇らしげに記されていたため、ロッテリア的にはそれなりに売れると計算しているものと思われる。だ、大丈夫?
とはいえその心意気や良き! 誰も進んだことがない道に進んで行け!! 応援しちゃう! というわけで、発売直後の『うな丼バーガー』を食べてみることにした。
・実食
モーニングの時間帯だったので店員さんが「う、うなぎ?」と驚いていたことはさておき、席で待つこと10分弱で到着したうな丼バーガー。その見た目は……
ほう、確かにうなぎ……!
そして丼(どん)である。
うなぎの蒲焼きはバンズからハミ出さんばかりに大きく、ケチケチ感は無し。米はいわゆるライスバーガーが使用されており、味付けはてりやきソースとマヨネーズのようだ。
さっそく食べてみると……なるほど、ごはんを入れた理由がわかった。というのも、うなぎは確かにうなぎで美味しいのだが、通常のビーフパティと比較するとボリューム不足であることは否めない。
それを補っているのがごはんであり、単に「勢いでご飯を入れちゃいましたーーー!」的なバーガーではなかった。きちんと味を設計するうえで、ごはんは必要不可欠な存在だ。ロッテリア、やりおる。
・勇気大事
一方でてりやきソースとマヨネーズの味が強く「うなぎの存在感がやや薄い」と感じたことも事実。うなぎをダイレクトに感じられるうな丼と比較すると “うなぎ食ってる感” は控えめだ。
しかしながら、未知なる領域に踏み出した勇気には心の底から敬意を表したい。また自分で買って食べるかはさておき、ロッテリアの『うな丼バーガー』は意外と計算された、そして歴史に名を刻むハンバーガーと言えるだろう。
参考リンク:ロッテリア
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.