春の高校バレー県予選特集 女子 注目選手とライバルたち(1) 【大分県】
高校生バレーボーラーの憧れの舞台である春の高校バレー。26日から始まる決戦を前に、大会を盛り上げる注目選手たちを紹介するとともに、彼女らのライバルや対戦したい相手を聞いた。
ミドルブロッカー 忠願寺風来(東九州龍谷3年)
2006年11月13日生まれ、178cm、稙田南中学校出身(大分市)
感情を隠すことなく、常に全力。勝利への執念は誰よりも強く、キャプテンとしてプレーだけでなく、言葉でもチームを引っ張る。1年の頃から頭角を現し、メンバー入りして多くの経験を積んだ。セッターとアタッカーの動きを瞬時に把握し、素早く反応するリードブロックを得意とし、大事な場面でブロックポイントを取り、チームに勢いを持ってくる。「絶対に負けを許されない県予選が一番緊張するが、それさえも楽しみたい」と大きな重圧も力に変える覚悟だ。
気になる選手
リベロ 山田茉莉衣(大分商業3年)
小学校から中学校まで同じチームでバレーをした仲間。大分商業のキャプテンとしてチームを引っ張り、人間的にも尊敬できる。決勝で対戦できることを楽しみにしている。私のスパイクと茉莉衣のレシーブ対決を見てください!
アウトサイドヒッター 佐藤栞菜(国東3年)
2006年8月18日生まれ、157cm、北部中学校出身(日田市)
明るく責任感があり、何事にも率先して取り組むキャプテン。どんな場面でも積極的に声を出し、チームを鼓舞する姿が印象的。辻郁徳監督は「国東を代表する選手」と大きな信頼を寄せている。157cmと高さはないがジャンプ力、パンチ力は秀逸。ハマったときのスパイクはチームで一番と言っても過言ではない。春の高校バレー県予選を前に、「自分たちの集大成となる試合にしたい。誰よりも笑顔で声を出し、チームを明るくするのも自分の役目」と気合十分。
気になる選手
アウトサイドヒッター 大村夏生(大分商業3年)
小学校の頃はチームメイト、中学・高校ではライバルとして切磋琢磨してきた。私と同じように身長は高くないが、技を駆使して点が取れる選手。尊敬しているし、負けたくない。友人でもあるので、「最後まで頑張ろう」と話している。
オポジット 三田井心美(大分西2年)
2007年5月20日生まれ、156cm、大東中学校出身(大分市)
セッター対角に位置し、相手の強烈なスパイク、フェイントに対しても粘り強く食らいつくレシーバー。9月の県高校フレッシュ優勝大会はけがで出場できなかったが、春の高校バレー県予選では万全の状態で出場できそう。安部由希監督は「彼女がコートにいるだけで安心感がある。スピードがあり、諦めずにボールを拾う姿勢はチームに力を与える」と賞賛する。新チームのキャプテンは練習から大きな声を出し、チームメイトを盛り上げ、引っ張る。「まずは4強に入ること」が目標となる。
気になる選手
リベロ 源田真央(東九州龍谷2年)
東龍の守護神。全てのプレーのレベルが違う。サーブやスパイクに対しての位置取りや正確にセッターに返球するレシーブコントロールは、見習うべきところが多い。誰もが拾えないだろうと思うボールも拾い、本当にすごい選手だと思う。
(柚野真也、甲斐理恵)