暑い夏にピッタリ!創業40年の老舗町中華『あづまかん』の辛いやきそば!
八王子で40年続く老舗『中華料理屋あづまかん』。過去にも紹介しているお店ですが、まだまだ紹介しきれていないメニューがあります。そんなメニューのなかから、今回はお客さんのリクエストから生まれた『辛いやきそば』をご紹介します。
黄色が目印
西八王子駅北口から甲州街道に出て高尾方面に進むと、とても目立つ「黄色」が見えてきます。
この黄色い屋根が目印の『中華料理あづまかん』。車で訪ねる場合は駐車場が八朔ラーメン左隣『障害サービスあらいと』右に入ったところにある駐車場であづまかんと書かれた駐車スペースを利用することができます。
店内には4人掛けテーブルが2卓。
カウンター席は町中華の雰囲気を味わうには最高ですね。
メニュー一覧 辛さのひみつ
壁に貼られたメニューのなかで左下があづまかんオリジナルメニュー。『辛いラーメン三種』『辛いやきそば』『あんかけ焼きそば』ですね。辛いメニューがオリジナルに多いことがわかります。
辛いメニューが増えた理由ですが、もともとは店主が辛いラーメンが好きで、まかないとして辛いラーメンを食べていたところ、それを見たお客さんから「たべてみたい」とクエストがあり、それならばと『辛いラーメン』をメニューに加えたところが始まったそう。そして辛いシリーズに『辛いあんかけラーメン』『辛いやきそば』が増えていまに至っているということだそうです。
注文した『辛いやきそば』を手際よく作りながら、辛いシリーズの辛さについて説明してくれました。『辛いラーメン』ではベースのスープにラー油と豆板醤を足して辛さを出しています。辛さは小辛・中辛・大辛の3種類。ラー油と豆板醤の量が、中辛は小辛の倍、大辛は3倍使用されているとのことで、『辛いやきそば』の小辛・中辛・大辛も同様だそうです。
辛いやきそば 800円
私の辛さの許容範囲内はラー油2滴が限界なので、今回は『辛いやきそば 小辛』を注文しておりました。
やきそばといえば、屋台などで売っている茶色のソースがかかっているやきそばを想像しますが、こちらのやきそばは片栗粉のとろみが入ったやきそば。
このとろみにスープを入れて『あんかけラーメン』『あんかけ焼きそば』に展開するそうです。このとろみが入って、あつあつの光沢がある麵になっていますね。
さっそくいただきます。小辛ならば辛味が苦手の方でも食べれるピリ辛感で、豆板醤とラー油を組み合わせ生み出すがマイルドな辛さで食がすすみますよ。ちなみに店主が思うちょうどいい辛さは「中辛」だそうです。
「暑いときに辛いものを食べると汗が出て涼しく感じる、暑いときほど辛いものを食べた方がいい」という話をしながら食べていたのですが、このやきそばを食べると夏バテ防止になりそうな香ばしいやきそばです。
人気の秘訣は店主のやさしさか?
辛いやきそばを注文して食べている間も座って取材を受けてくださいました。「お客さんをお腹いっぱいにしたい」「辛いらーめんが好き」というお話を聞くと、やさしい店主の気持ちが伝わってきます。もちろん料理はおいしいのですが、店主のもっている「やさしさ」こそが、お客さんを呼び込み、永らくつづく老舗たる所以なのかもしれませんね。
あづまかんの辛いやきそばでした。夏バテ防止にぜひ。