「木曽川河口でマゴチシーズン開幕!」フリーリグで50cm筆頭に本命を連打!
4月に入り気温も上昇、桜の時期を経て季節は春から初夏の様相。波止にはクロダイやシーバスなど産卵を控えた多くの魚たちが集まってきます。中でも平たい頭のパワーファイター、マゴチの動向が気になるところ。ソルトルアータックルをひっさげて河口ポイントへ釣行、ひたすら投げ続けた結果強烈なファイトを体感、今年も良型に出会えました。
木曽川河口でルアーマゴチ釣り
4月9日、多少風はあるものの晴天に恵まれたこの日、午後から三重県桑名市の木曽川河口へと向かいました。気温も20℃アップ、海の中の活性アップも期待したいところです。
昨年マゴチの釣果を得たのは4月下旬のこと。時期尚早かなと思いつつも今回も同じポイントにエントリーです。潮回りは中潮、16時過ぎの満潮を挟んでの釣行のため流れに負けないタックルを準備します。
マゴチゲームのタックル
使用タックルはソルトルアー用のロッドに3000番のスピニングリール、1号のPEラインにフロロカーボンライン4号のリーダーをつないだ高感度仕様。マゴチ調査という名目ですが、あわよくばクロダイも狙いたい。
という訳で使うルアーはどちらにも実績のあるマルキューのバグアンツ2inchをチョイス。飛距離を稼ぐため3/8ozシンカーのフリーリグにセットします。
水温を測る
始めに水温を測ってみれば、おおよそ15〜17℃の表示。産卵期の適水温で判断するならクロダイはそろそろ、マゴチはさらに後発であろうかと思われます。
それでもこの日は風も弱くポカポカ陽気、期待を込めながらタックルを手に取ります。周りに気を付けながらロッドを振りかぶり、気の早いマゴチはいませんかぁーっとフルキャスト!
投げて巻きを繰り返す
ぶっ跳びフリーリグは横風に負けずはるか先に着水、着底。アクションは特につけず底をとりながら流れに乗せ、ゆっくりとリトリーブ。砂泥底なのでリールの巻取りもスムーズです。
ただ広大なフィールドだけにポイントを絞り込むのが難しいので、とにかく投げては巻き、投げては巻きの繰り返し。たまにわずがなゴツッという感覚があり、もしや?と思ってもそれはゴロタに当たったから。アタリを期待するあまりの錯覚、ルアーフィッシングあるあるですよね。
マゴチは待ち伏せして捕食するタイプなので、ルアーがうまく側を通ってくれればいいなと考えつつ、こちらも少しずつ移動しながらキャストを繰り返す、足を使って探します。
待望のヒット
アタリがないまま1時間余り、昨年実績のあった辺りまで移動してみることに。潮位もランディングしやすいところまで上がってきたのでロッドを立て気味にして穂先を注視。底を感じ取りながらリールを巻いでいくとブルブルっと小刻みなアタリからの穂先の確かな押さえ込み。これは錯覚じゃない、重みが乗ってフッキング、最高の瞬間来たる!
しっかりと弧を描くロッド、ジリジリと鳴るドラグ。強烈な生命反応を体全体で受け止め、徐々に間合いを詰める。間違いなく大物なれどもマゴチか?クロダイか?相手への期待とバラシの不安が入り混じる、さあ何が現れるかな。
現れたのは茶色と白の平たいボディ、良型マゴチの登場です。長い魚体に手こずりながらランディングに持ち込めば大きな口でバグアンツを丸飲み、フックが上顎を突き抜け迫力満点。暴れる本命に戸惑いながらフックを外し、写真を撮って早めにリリースします。釣果を得たことによりルアーマゴチ開幕と判断、良型ゲットに大満足です。
再び木曽川へ
気をよくして1週間後の4月15日、再び木曽川河口へと釣行。しかし前回とは打って変わって天気は荒れ模様。寒の戻りと強風の中でのロッドワークを強いられることに。
しかし海の中は満更でもなく時々アタリもあり、さらに強烈な絞り込みが!ゲットしたマゴチは目測50cm、胴回りも太くて貫禄十分。底質のせいか体の模様がまた違っているのも面白いです。
産卵行動は進んでいく
どうやら捕食のタイミングは天気の急変に左右されるばかりではなく感じます。よって今後は産卵、接岸の行動も着実に進んでいくことでしょう。
何よりもこの時期、この場所で実績ができたこと、自分のお気に入りのルアータックルで釣れたのが嬉しいです。ゴールデンウィークを経て波止釣りもいよいよ本格シーズン、安全第一で楽しんでいきましょう。
<かにおけ/TSURINEWSライター>