『ザ・バットマン2』撮影監督が交代、デヴィッド・フィンチャー組の名手が就任
ロバート・パティンソン主演『THE BATMAN―ザ・バットマン―』(2022)の続編映画『ザ・バットマン2(原題)』では、撮影監督が前作のグリーグ・フレイザーから、新たにエリック・メッサーシュミットに交代することがわかった。マット・リーヴス監督が自身のXアカウントで認めた。
前作『ザ・バットマン』は、バットマン/ブルース・ウェインの新たな物語を、これまでとは異なるゴッサムシティの質感と、リアリティを感じさせる撮影で紡ぎ出して高い評価を得た。撮影監督のフレイザーは大きな貢献をみせたが、残念ながら続編には参加しないことが決定したようだ。
新たに起用されたメッサーシュミットは、『ザ・キラー』(2023)や『Mank/マンク』(2020)など近年のデヴィッド・フィンチャー作品で知られ、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019)の新作映画『The Adventures of Cliff Booth(原題)』でも撮影を担当。マイケル・マン監督『フェラーリ』(2023)や、U2・ボノのドキュメンタリー映画『ボノ:ストーリーズ・オブ・サレンダー』などにも参加している。
このたびリーヴス監督は、「『ザ・バットマン2』ではメッサーシュミットが新たな撮影監督となる可能性がある」としたXの投稿を引用し、「事実です。やりましょう、エリック」と記した。
This… is a true story. Let’s go Erik…
— Matt Reeves (@mattreevesLA)
また、『ザ・バットマン2』に参加していないフレイザーは、サム・メンデス監督によるビートルズの伝記映画4部作で撮影監督を務める。ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督『デューン 砂の惑星』シリーズ2作でも撮影監督を務めていたが、こちらも2026年12月US公開の『デューン PART3(原題)』には参加しておらず、『バビロン』(2022)などのリヌス・サンドグレンに交代した。
『ザ・バットマン2』では、監督・脚本にマット・リーヴス、共同脚本にマットソン・トムリンが前作から続投。出演者にはバットマン/ブルース・ウェイン役でロバート・パティンソン、ペンギン/オズワルド・“オズ”・コブルポット役でコリン・ファレルが復帰するほか、新キャストとしてスカーレット・ヨハンソンが出演。アルフレッド・ペニーワース役のアンディ・サーキス、ジェームズ・ゴードン役のジェフリー・ライトも再演が見込まれている。
映画『ザ・バットマン2(原題)』は2027年10月1日に米国公開予定。