FND#4 極上の日曜午後、3巨匠が紡ぐ珠玉の音楽空間、20年以上愛され続けるBody&SOUL日本初開催をプレイバック!
「FLOOR」のアーカイブの中から日本のクラブ&ダンスミュージックシーンの歴史に残る1ページを紹介する「FLOOR NIGHT DISCOVERY(FND)」。今回は最も愛に溢れる日曜の午後、歓喜と興奮に満ちた感動のミュージックスペクタクル……今年も6月8日(日)にキラナガーデン豊洲で開催される「Body&SOUL」をフィーチャー!
往年のハウスファンにとってはまさにパラダイス☆ ラテン&パーカッシブ、トライバルマスターJoaquin”Joe”Claussell、ハートフルなハウスと愛の伝道師Danny Krivit、究極の音の探究者François K.の3人が織りなす至極の空間Body&SOULは1996年、アメリカNYの伝説のクラブVINYLで日曜午後スタート(本家NYのレポートありました!貴重!!!)。
魅惑のサンデーアフタヌーンとして絶大な人気を誇る中、2002年に日本初開催。当時はまさかBody&SOULが日本でやると思ってなかったし、会場がCyber Tranceが爆誕し猛威をふるわんとする六本木velfarreというのも意外だった記憶が。でも、行ってみると妙にマッチしていて煌びやかな空間に熱気と愛がたっぷり、とってもとっても喜び溢れる空間でした。
そこから日本でも定期的に開催され、2007年にvelfarreがクローズしてから会場はお台場(野外)へ。velfarreも良かったけど、開放感たっぷりの野外もなんともオツで、今となっては「やっぱボディソは外だよね♪」的な。でも、2008年には両国国技館で開催されたんですよね〜。マス席から見る巨匠たちの姿は超レアだったし、国技館で見るMonday満ちるさんは一生に一度の思い出です。
その後、山あり谷あり艱難辛苦、様々な困難を乗り越え、今年も無事キラナガーデン豊洲で開催されるわけですが、Body&SOULの何がいいかって、やっぱりなんといってもあの猛者3人。ずっと3人でやってるからこそ生まれるハーモニーというか、ストーリーがある。さらには、お客さんとの絆も深すぎるのなんの、生粋のファンはもはやあの3人を完全に信頼して身を任せる……それはSLAM DUNKでいうところの「それでも仙道なら……」と期待する陵南的な感じがありますね。
それぞれまったく違う個性がぶつかるんじゃなく調和する、そしてハウスあり、テクノあり、クラシックありのセットの中で定番は定番として確実にプレイしてくれる安心感。3人でひたすらB2Bする中で、きっとファンにはひとりひとり俺の・私のBody&SOULアンセム、テーマがあって、それが流れたときの絶頂感たるや……それを求めて来ている人も多いはず。
それに、いまやよそではなかなか聴けない往年のアンセムたっぷりで、それはある世代には涙が出るほど嬉しいし、一方でそれを知らない若者にとってはフレッシュだし、つまりは温故知新、音楽の輪廻転生的な場所でもあって、これが成し得る空間というのはもう本当に希少なんだろうなと思います。
そして、そんな音楽によって醸成される空気感もBody&SOULならでは。個人的には年々お客さんの年齢層は高くなってると思うけど、それはもうクラブには遊び行かなくなった世代も「ボディソなら!」みたいなところがあって、ある種同窓会的な感じだけど、そういうのも大切ですよね生存確認。しかも、会場内には充実のキッズエリアもあって子連れ歓迎、むしろ子供感激。子供がいるから遊びに行けない人も無問題。もしかしたらここから未来のスターが生まれるかもしれないし、いわば子供から大人まで楽しめるのがBody&SOULです。
それにやっぱり日曜の午後というのも素敵ですよね。深夜にはない魅力。陽光を浴びて踊りまくるヘルシーさ。本当に気持ちがいいのでみなさんぜひ!
1996年スタートとなると来年で30周年になるんですね(もはや文化遺産!)。30年経っても愛される空間というのは本当に貴重だし、それだけの理由があるからこそ成立しているわけで、3人の御大にはいつまでも頑張ってほしいし、遊びに来る人も頑張りましょう! いくつになっても音楽が好き! パーティが好き! を確認し、体現しているBody&SOUL。今年は6月8日(日)にキラナガーデン豊洲で開催です!!!!!!
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