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華やかな七福神も境内を練り歩く!虎ノ門の金刀比羅宮で「初こんぴら」が1月10日に開催

さんたつ

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東京都港区の金刀比羅宮では、今年最初の縁日である「初こんぴら」が2025年1月10日(金)に行われる。この日は祭典をはじめ七福神行列や里神楽の奉納が行われ、さらには露店や屋台も出て多くの参拝客でにぎわう。新春ムードを味わいながら一年の開運を願おう!

江戸時代から続く毎月10日の縁日

高層ビルが立ち並ぶオフィス街に鎮座する虎ノ門 金刀比羅宮。万治3年(1660)、讃岐の丸亀藩主であった京極高和(きょうごくたかかず)が、「こんぴらさん」こと香川県の金刀比羅宮の御分霊を当時藩邸があった芝・三田に勧請したのが始まりとされる。その後、延宝7年(1679)には江戸城裏鬼門にあたる現在の虎ノ門に遷座した。海上守護や大漁満足はもちろん、五穀豊穣、殖産興業、招福除災の神として広く江戸庶民にも信仰された。

金刀比羅宮は丸亀藩の邸内社でありながらも、江戸庶民の熱烈な要望によって毎月10日の祭礼日に限り参拝することが許された。1月10日は年初めの縁日にあたることから「初こんぴら」と呼ばれ、この日と10月10日の例大祭は特ににぎわいを見せる。

七福神行列を見て御利益にあやかろう!

当日は神楽殿で里神楽の奉納があるほか、お正月らしく縁起のいい七福神の行列が参道を練り歩く。大黒天、恵比寿、弁財天、毘沙門天、寿老人、福禄寿、布袋の7人が、表鳥居から入って参道をゆっくりと練り歩き、正面の拝殿へと向かう。「七福神のほかにお囃子を奏でる人たちも加わり4、50名ほどの華やかな行列です」(金刀比羅宮の神職)。七福神たちはそれぞれの特徴を生かした仕草で、沿道の参拝者を喜ばせてくれるのだとか。拝殿前では七福神が並んで拝礼し、シャッターチャンスも! この行列を目当てに訪れる参拝者も多い。

さらに元日から1月末日まで、数量限定で「福銭開運お守り」と呼ばれる御神符の授与も(1500円)。お守りに添えてある福銭は御神紋の丸金であることから財宝の表象として、また虎ノ門こんぴら様の種銭として人気がある。2025年の開運を祈って授かってみては。

こんぴら様の縁起のいい御神符「福銭開運お守り」は数量限定なのでお早めに!

開催概要

「初こんぴら」

開催日:2025年1月10日(金)
開催時間:初こんぴら祭は12:00~、里神楽奉納は10:30~、13:00~、15:30~、七福神行列は11:00~、14:00~
会場:金刀比羅宮(東京都港区虎ノ門1-2-7)
アクセス:地下鉄銀座線虎ノ門駅から徒歩1分

【問い合わせ先】
金刀比羅宮☎03ー3501ー9355
公式HP:http://www.kotohira.or.jp/

取材・文=香取麻衣子 ※画像は主催者提供

香取麻衣子
ライター
1980年生まれ。『散歩の達人』編集部でのアルバイト経験を経て、2010年からライターとしての活動を開始。あだ名はかとりーぬ。『散歩の達人』では祭り&イベントのページを長らく担当。青春18きっぷ旅や山歩きなどのんびりと気ままにお出かけするのが好き。あとビールや美術館めぐりも大好物。

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