夏の交通安全県民運動 伊賀、名張署管内で出発式 20日まで
「夏の交通安全県民運動」の出発式が7月11日、伊賀、名張両署管内であった。子どもと高齢者の交通事故防止などが重点項目で、期間は20日までの10日間。
伊賀市のゆめぽりすセンターでは、伊賀署員や県市の職員、各種関係団体の代表ら約90人が参加した。伊賀地区交通安全協会(奥秀雄会長)は同市老人クラブ連合会に反射材を使った啓発グッズを贈り、同連合会の上田三男会長(76)が事故防止徹底に向け交通安全を宣言した。
井澤勝巳署長はあいさつで「今月9日に市内で尊い命が失われる交通死亡事故が発生した。横断しようとする歩道者がいても止まらない車、スピードを出し過ぎて止まれない車、歩行者妨害やルール違反の車を中心に取り締まりを、歩行者や自転車利用者にルールを守るよう交通指導を進めていく」と話した。
伊賀署によると、今年に入って発生した管内の交通事故は7月10日現在で総数が1212件(前年同期比139件減)、うち人身事故が62件(同21件減)、死者1人(同1人減)、負傷者72人(同29人減)だった。
名張署によると、今年1月1日から7月9日までに管内で発生した交通事故は総件数1068件(前年同期比30件増)、人身事故41件(同3件減)、死者3人(2人増)、負傷者43人(同8人減)だった。