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小野市新部町にある「お菓子のしごと」は、母娘3人で営む焼き菓子専門店。厳選した素材で丁寧に作り上げる、体に優しいスイーツを販売しています。2024年10月からは営業日数が増え、週末には和菓子の販売を本格的にスタート。豊富なラインアップの中から、お気に入りの一品を見つけてみては？

・焼き菓子専門店｢お菓子のしごと｣

JR河合西駅から西へ歩いて約4分、のどかな町並みに佇むガレージが目を引く「お菓子のしごと」。焼き菓子をはじめ、プリンやケーキ、パン、ドーナツ、和菓子など、スイーツを中心に幅広い商品を母娘3人で手がけています。

当初は日曜日のみオープンしていた同店。2024年10月から営業日が週4日に増え、月に一度しか並ばなかった和菓子も毎週土日に購入できるようになりました。さらに、店先にテーブルが3卓設置されたことでイートインも可能に。あらゆるお客さんが利用しやすい店へとパワーアップしました。
「繰り返し食べても飽きのこない家庭のお菓子」を心がけているだけあり、毎週のように通うリピーターも多数。ご近所さんはもちろん、ドライブやサイクリングの途中に立ち寄る人など、遠方から訪れるお客さんも少なくありません。

ショーケースには、毎日18種類ほどのスイーツがスタンバイ。土日はさらに3種類ほどの和菓子が加わります。
国産小麦粉、きび糖、アルミフリーのベーキングパウダーなど、安心とおいしさを追求した厳選素材を使用。小野市の「共進牧場」の牛乳や淡路市の｢北坂養鶏場｣の卵、洲本市の「平岡農園」のレモンといった、顔の見える生産者から仕入れる材料も積極的に取り入れています。

・こだわり素材で作る繊細なプリンやケーキ

『プリン』430円
世代を超えて愛される『プリン』は、「共進牧場」の牛乳、「北坂養鶏場」の卵、きび砂糖という昔ながらのシンプルな材料と製法で作るのが“お菓子のしごと流”。弱火でゆっくり火を入れることで、口当たりなめらかに仕上げています。底には、きび砂糖を煮詰めた自家製カラメルソースも。底までしっかりスプーンですくって召し上がれ。

『ベイクドチーズケーキ』550円
シンプルな『ベイクドチーズケーキ』は、同店の素材へのこだわりや丁寧な仕事ぶりを結集させた極みの逸品。クリームチーズと生クリームを贅沢に配合したチーズクリームは、裏ごしすることで濃厚ながらも舌触りはなめらか。ボトム生地はアーモンドプードル入りで香ばしく、満足感をアップしてくれます。

『レモンケーキ』460円　※期間限定
『レモンケーキ』は、国産レモンが手に入る時期だけ登場する期間限定スイーツ。すりおろしレモンや果汁が生地にたっぷりと混ざっていて、レモンの酸味をダイレクトに感じられます。サクッとしたアイシングのコーティングが甘さと食感のアクセントに♪

・手土産にぴったり！かわいらしい焼き菓子

『チョコがけマドレーヌ(抹茶×ホワイトチョコ)』320円、
『チョコがけマドレーヌ(プレーン×スイートチョコ)』300円　※冬季限定
材料は至ってシンプルなマドレーヌも、「北坂養鶏場」の卵をしっかり混ぜることでふわふわとした食感を実現。優しい甘さで、飽きずに何個でも食べられる素朴さが魅力です。
冬季限定で登場するのが『チョコがけマドレーヌ』。贅沢にコーティングしたチョコレートがリッチな味わいを演出してくれます。生地のおいしさを堪能したい人には、『マドレーヌ(プレーン)』(260円)がおすすめ。

『フィナンシェ(プレーン)』260円、『フィナンシェ(チョコレート)』280円
アーモンドの風味と焦がしバターの甘い香りがギュッと詰まった『フィナンシェ』は、プレーンとチョコの2種類がスタンバイ。こんがりと焼き上がり、表面がなだらかな山のように盛り上がった見た目が特徴で、どこを食べてもさっくりと香ばしい風味を楽しめるのがポイント。「プレーン」はバターの甘い香り、「チョコレート」はほろ苦いカカオの風味を余韻までじっくり楽しんで。

『パウンドケーキ』各330円
日持ちする『パウンドケーキ』は、店主の気まぐれで毎週顔ぶれが変わって2～3種類がお待ちかね。取材日の国産抹茶を使用した「抹茶」は、品のいい茶葉の香りが口に広がる和の一品。緑色の層には茶葉をたっぷり使い、味と見た目のコントラストが楽しめるようにひと工夫されています。
『レモンとポピーシード』は生のレモンを、皮も果汁も余すことなく生地に混ぜ合わせたもの。ポピーシードのプチプチとした食感が楽しく、一口、また一口と進みそう。

『あんバター』380円
食べ応えのあるスコーンにこしあんと栗あん、さらに「高千穂バター」をたっぷり挟んだ『あんバター』は、気まぐれで登場しては、毎度すぐに完売してしまう人気メニュー。夏場以外は販売していて、ファンの多い一品です。
甘さ控えめのスコーンと優しい甘さのあんこ、バターの塩気が絶妙にマッチ！ボリューミーながらも甘じょっぱさがクセになり、ぺろりと完食してしまいそう♪
このほか、朝食やおやつにもぴったりな『スコーン(抹茶×チョコ)』(360円)や、『スコーン(くるみ×いちじく)』(380円)などもあります。トースターで2〜3分温めると、よりおいしくいただけますよ。

手前から時計まわりに『クッキー(チョコとスライスアーモンド)』280円、『クッキー(ダブルチョコ)』250円、『クッキー(カフェラテとカシューナッツ)』280円、『スノーボール』250円
オープン当初から改良を重ねたクッキーは次女の担当。フランス産のきめ細かい小麦粉と粉糖を使うことで、適度な厚みがありながら、サクサクと小気味よい食感を生み出しています。

かわいらしいギフトボックス(120円)も用意。好きな焼き菓子を詰め合わせてもらえるので、ちょっとした手土産にもぴったりです。

・焼き菓子のお供に“こだわりの一杯”も♪

『コーヒー』400円
ドリンクメニューも豊富で、オリジナルブレンドのコーヒーやカフェラテ、見た目もかわいらしいクリームソーダなど、“こだわりの一杯”がそろいます。
定番の『コーヒー』は、同市にあるコーヒー豆の販売店「けやき焙煎所」が「お菓子のしごと」の焼き菓子に合うように特別にブレンドした豆を使用。「ミルクと合わせたときにおいしいブレンドを」という店主のオーダーのもと、ちょっぴり深煎(い)りに仕上げてもらったそう。

『コーヒーゼリーラテ』500円
自家製のコーヒーゼリーがゴロゴロと中に入った『コーヒーゼリーラテ』は、ほんのり甘いコーヒーゼリーとミルク、コーヒーの深い味わいが絶妙にマッチ。そのまま飲んでもほんのり甘く、お好みでガムシロップで甘さを加えることができるので、コーヒーが苦手な人にもおすすめです。
甘党には『コーヒーゼリーソフト』(630円)もあるので、あわせてチェックしてみて♪

・【土日限定】ファン多数のカレーパン＆あんドーナツ

『モテモテカレーパン』400円　※土日限定(購入は1人2個まで)
店主自慢のカレーパンは、娘さんが小学校のころから作っていた定番おやつをそのまま商品化。メニュー名の「モテモテ」は、娘さんの友達からの評判が高く、こぞってこのカレーパンを食べに訪れたことに由来するそう。

パン生地には、北海道産の小麦粉「春よ恋」を採用。米油で揚げることで表面はサクッと軽く、中はふんわりモチッとした食感に仕上げています。一口食べた瞬間に驚くのは、隙間なくぎっしり詰まったフィリングの量。野菜がゴロッと入ったカレーも手作りで、そのまま食べるとピリッと辛みがあるものの、パン生地のほのかな甘みと見事に調和しています。
出来たてを食べてもらいたいという思いから、開店直前に揚げるのがこだわり。11：00に購入し、イートインスペースで食べるのがベストなんだとか。時間が経った場合は、電子レンジで20秒ほど温めた後、トースターで焦げないよう1分ほどリベイクするのがおすすめです。

『あんドーナツ』300円　※土日限定
カレーパンと同様の生地で作る、ころんと丸いフォルムの『あんドーナツ』にも注目。西宮市の「谷矢製餡」から取り寄せるこしあんをたっぷり包んで揚げています。あんこのサラリとした口当たりと上品な甘さが特徴的。大きめサイズながら、重たくないのでぺろりと食べられますよ。

・【土日限定】四季を感じる上品な和菓子

『練り切り(リース)』330円　※土日限定
長女が手がける和菓子のお店「つぼみ」の商品も外せません。彩り豊かな『練り切り』は、乾燥しないよう細心の注意を払い、丁寧かつスピーディーに作り上げています。
デザインは月ごとに替わり、取材日はクリスマスリースをイメージした一品がラインアップ。栗餡や抹茶餡など、季節によって中身も異なり、四季を感じられる和菓子になっています。そのかわいらしさはさることながら、なめらかな口当たりと控えめな甘さが魅力的で、ちょっぴり特別なおもてなしの席でもきっと喜ばれるはず。

『お抹茶セット』和菓子代 +450円　※イートイン限定
イートイン限定の『お抹茶セット』も要チェック。愛知県産の一番茶を、オーダーを受けてから茶筅(ちゃせん)で一杯ずつ点ててもらえます。ほどよい苦味で飲みやすく、和菓子との相性は言わずもがな。普段なかなか飲む機会が少ない人も、気軽に抹茶を楽しんでみて。

『いちご大福』、『みかん大福』各380円
断面の美しいフルーツ大福は、求肥から手作りしているというから驚きです。究極の柔らかさにこだわり、シンプルな材料ながら配合には試行錯誤を重ねたそう。もっちり吸い付くような口当たりの後、スッととろけてなくなります。中にはみずみずしいフルーツと上質な白餡が。酸味と甘みのハーモニーが絶妙で、一度食べるとやみつきになること間違いなしです。
和菓子に関する情報は、「つぼみ」の公式Instagramをチェックして。

決して派手さはないものの、素朴で優しい味わいにホッとする「お菓子のしごと」。確実にゲットしたい商品がある場合は事前の取り置きがベターです。日々頑張っている自分へのご褒美に、真心込めて作られたスイーツで、癒やしのおうち時間を楽しんでみては？

■詳細情報

■DATA

お菓子のしごと

所在地

兵庫県小野市新部町1053-5

営業時間

11：00～17：00