実写版『白雪姫』の魔法に包まれて...夢のような映像美と心震わせる音楽に浸る
ディズニーの実写映画『白雪姫』は、幻想的な映像美と心に響く音楽が融合し、まるでおとぎ話の世界に引き込まれるような体験を楽しめます。今回は、映像表現や音楽に注目して魅力をご紹介!『白雪姫』の新しい魅力を存分に堪能したい方は必見ですよ!
ストーリーの魅力や吹き替え版声優のインタビュー記事もあるので詳細は以下をチェックして。
■関連記事
・試写会レビュー記事
・インタビュー記事
ディズニーファンなら絶対ハマる!森の空気感まで伝わる映像美
実写とCGが作り出す風景は、息をのむほど美しく、まるで子供の頃に夢見た世界そのもの。特に、森のシーンや動物たちの生き生きとした姿は、見どころ満載です。風にそよぐ木々の葉、キラキラ輝く水面、息をのむほど美しい夕焼け、色とりどりの花々… そのひとつひとつが、まるで魔法がかかったように幻想的で、まさにディズニーならではの世界観!森の中にいるような、あの独特の空気感まで伝わってきます。
また、動物たちの動きを丁寧に作り込んでいることも特徴。小鳥たちが羽ばたく様子、リスやウサギの動きや仕草など、細部までリアルに表現されています。ディズニーらしいデフォルメも加わり、動物たちの愛らしい仕草に心が温まります。
スクリーンに広がる風景は、まるで魔法のカーテンが降りたように、現実と夢の境界を溶かし、魔法の世界へと導いてくれますよ。
「ハイ・ホー」などオリジナルの人気曲と新たな楽曲が作品に命を吹き込む
7人のこびとたちが鉱山で歌う「ハイ・ホー」は、アニメーション版から好きという方も多いはず。キラキラした宝石がいっぱいの鉱山で、楽しそうに歌いながら働く7人のこびとたちを観ていると、元気をもらえるような気分に。白雪姫と7人のこびと、動物たちが一緒に歌いながら皿洗いや掃除するシーンで歌う「口笛を吹いて働こう」も、ついつい一緒に歌いたくなります。
そして、白雪姫の心の奥にある気持ちを歌った新曲「夢に見る ~Waiting On A Wish~」にも注目!『ラ・ラ・ランド』や『グレイテスト・ショーマン』の作曲家コンビ、パセク&ポールが手掛けた楽曲は、白雪姫が王国の現状を案じ、変わりたいと願う気持ちを見事に表現しています。この新曲を歌い上げるのが、映画『ウエスト・サイド・ストーリー』での主演を果たし、歌唱力と演技力で高い評価を受けたレイチェル・ゼグラー。変わりたいと願い歌う「いつの日か誇れる自分に」という歌詞には白雪姫の強い決意を感じさせ、力強く透き通った歌声に心を動かされます。
また、白雪姫に嫉妬し命を奪おうとする女王の楽曲にも注目を。権力や美しさを失うことを恐れる女王が歌うのは彼女の怒りを表現した激しく重厚感のある楽曲。清らかな白雪姫との対比が物語全体で描かれるテーマを強調し深みを与えています。
オリジナルの楽曲をアニメーション版から継承しつつ、新たなミュージックナンバーが追加された本作は、音楽が物語に命を吹き込み、観客を感情の渦に巻き込んでいきます。
映像美と音楽の融合がテーマを深める
本作では、美しい映像と音楽が見事に調和し、物語のテーマをより深く表現しています。希望に満ちた白雪姫の世界は、色鮮やかに描かれていて、反対に女王のいる世界は暗くて重い雰囲気。映像と音楽が、それぞれのキャラクターの心情や、物語のテーマを、効果的に伝えています。
筆者は、通常上映とDolby Cinemaの両方を鑑賞しましたが、映像美・音楽の魅力を最大限楽しむならDolby Cinemaがおすすめ!HDRによる鮮やかな色彩表現が、森の緑や宝石の輝きをより美しく映し出しています。さらに、立体音響でこびとたちの歌声や自然の環境音が劇場全体に響き渡り、まるでその場にいるかのような没入感を味わえますよ。
誰もが知るディズニーの名作『白雪姫』を新たなミュージカル版として実写化した本作。美しい映像美と心震わせる歌声があなたを“夢と魔法”の世界へ導いてくれますよ。
『白雪姫』の基本情報
■原題:SNOW WHITE
■監督:マーク・ウェブ
■脚本:エリン・クレシダ・ウィルソン
■音楽:パセク&ポール
■キャスト:レイチェル・ゼグラー/ガル・ガドット
■オリジナル・サウンドトラック:ウォルト・ディズニー・レコード
■配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
■公式サイト:https://www.disney.co.jp/movie/snowwhite-movie