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【猫柄】『三毛猫』には実はパターンがたくさんあった!特徴やメスしかいない理由など、6つの豆知識

ねこちゃんホンポ

『三毛猫』にまつわる6つの豆知識

"日本猫"というワードから、三毛猫を連想する方は多いはず。

それほど馴染み深い存在である一方で、メス猫が圧倒的に多いことや、どこか取っ付きにくい印象があることなど、謎めいた部分が残る猫です。

そこで今回は、『三毛猫』にまつわる豆知識を6つ紹介いたします。

1.柄の配置によって呼び名が変わる

一口に三毛猫といっても毛のパターンは様々。柄の配置によって呼び名が変わるのです。それぞれの呼称を紹介します。

✔黒三毛:一般的な三毛猫で黒毛の割合が多い
✔飛び三毛:大部分が白い被毛で覆われており、 黒や茶部分がブチとして点在
✔パステル三毛:黒や茶の部分が淡い色合い
✔薄三毛:黒は灰色、茶は黄色っぽい色合いで『キジ三毛』とも呼ばれている
✔縞三毛:黒や茶の部分に縞模様が入っている

キジ三毛にシルバー遺伝子が入った場合は、毛の根元だけが白くなるという特徴があります。これによって、より淡い色になります。

2. 母はサビ猫

三毛猫の母はサビ猫といわれています。サビ猫は黒と茶が不規則に入り混じった模様であるため、三毛猫に近い存在だからです。

そこに白の要素が加わることで『白』『黒』『茶』の3色の被毛を持つ『三毛猫』が誕生します。ちなみに、サビ猫が母であると断言する理由は圧倒的にメス猫が多い種だからです。

3.三毛猫とサビ猫の姉妹は存在しない

先ほど三毛猫になる条件として"白の要素"を挙げました。逆にサビ猫の場合は、"白の要素がない"ことが条件になります。

つまり、同じ父を持つ純粋な姉妹として三毛猫とサビ猫は姉妹になることがないのです。

ただし、猫の場合は同時に異父兄弟が誕生ケースが珍しくないため、父が異なる姉妹としては誕生する可能性はあり得ます。

4.三毛猫のほとんどはメス猫

「三毛猫はメス猫しか存在しない」という話は有名ですが、単なる噂ではなく事実です。その理由は遺伝子にあります。

まず、黒と茶の被毛を作り出す遺伝子は『X染色体』のみに存在します。これは性別を決める染色体の1つです。白の被毛は性染色体以外の遺伝子に組み込まれています。

となると、自ずと『XY』の組み合わせで誕生するオス猫よりも『XX』のメス猫のほうが三毛猫として生まれやすくなるのです。

とはいえオス猫がゼロというわけではなく、非常に珍しい存在として時々生まれてくることがあります。(3千〜3万分の1の確率)

それは主に遺伝子のエラー、つまり染色体異常によるものです。オスの三毛猫は『XXY』という特殊な性染色体を持って誕生するケースが多いのです。

具体的には『クラインフェルター症候群』といい、将来的に繁殖することは困難なうえに、残念ながらその生涯は短いのが特徴です。

もしもご縁があってオスの三毛猫と家族になった際は、ともに過ごす時間を大切に思い出をたくさん作ってください。

5.招き猫のモチーフ

招き猫のモチーフは三毛猫であるといわれています。三毛猫が持つ3色の被毛は、次のような理由から縁起が良いとされているからです。

✔白:『来福招福』という意味がある
✔黒:『魔除け』『厄除け』の意味を持つ
✔茶:『無病息災』という意味

ちなみに、招き猫における茶色は赤に見立てています。

6.可愛いけれど気が強い

三毛猫が人々に愛される理由は、被毛の特徴だけに留まらず、外見的な特徴にも秘密があります。

三毛猫は、全体的に丸顔でずんぐりむっくりな体型をした子が多いという特徴があります。さらにつぶらな瞳をしているので、ハートを鷲掴みされやすいのです。

しかしその可愛らしさとは裏腹に、気が強いところが玉に瑕。お嬢様気質で人に対する好き嫌いがはっきりしている子が多いようです。種のほとんどがメス猫であることを考慮すると、納得がいくでしょう。

そんな三毛猫ですが、子育ては人一倍(猫一倍)上手だといわれています。メス猫が多い分、母性本能が強い猫に育ちやすいのです。

まとめ

どこかミステリアスな雰囲気をまとった三毛猫。その神秘のベールは、6つの豆知識の中に包まれていましたね。

ちなみに三毛猫は日本の気候に適応しやすい種で、比較的丈夫です。一般的な短毛種の猫と同様に、換毛期はこまめにブラッシングをしてあげてくださいね。

毛並みを整えることで血行が促され、美しい三毛柄をさらに引き立たせることができるでしょう。ちょっぴりマイペースな一面は、ある意味"猫らしい猫"だと思って大目に見てください。

改めて三毛猫の魅力は伝わったでしょうか。まだ馴染みがないという方は、触れ合う機会が訪れた際によく観察してみると面白い発見があるかもしれません。

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