伊勢原市商工会青年部 通学路の「危ない」可視化 伊勢原安全マップを公開
伊勢原市商工会青年部が、新たな試みとして制作に取り組んできたWEBメディア「伊勢原安全マップ」がこのほど完成し、3月に公開された。子どもたちの目線で捉えた通学路の危険な場所を、市内生徒へのインタビューに基づき詳細に伝える内容だ。
「大人の危ないと、子ども目線での危ないは違う」。この考えのもと、まずは伊勢原駅周辺の中沢中学校区と伊勢原小学校区に焦点を当てた。中沢中学校の生徒たちがアンケートに協力し、寄せられた21件の情報をもとに、青年部員が実際に現地を視察。危険なポイントに加え、情報提供者である生徒の手書き地図、そして青年部員による視察情報と、地図やストリートビューなどが掲載されている。
具体的な危険ポイントとして、中沢中学校区の下糟屋地区にある「横断歩道のない通学路」などが挙げられており、「通学路なので反対側の歩道へ渡らなければいけません。でも交通量がとても多いので危ないです!」という生徒の声が寄せられている。
この事業を取りまとめた佐々木大助前部長は、「要望があれば、地域を広げていくことも新役員と検討していきたい」と今後の展望を語った。