「クイックルハンディ」の意外と知らない“3つのNGな使い方”→「やってた…」「気をつけなきゃ」
お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。ホコリや髪の毛などの厄介な汚れには、花王の「クイックルハンディ」が便利です。さっとなでるだけで、両面の吸着繊維が汚れをからめ取ってくれる優れもの。しかし、使い方を間違うと逆効果になる場合もあるんです。ここでは、意外と知らない“クイックルハンディ”のNGな使い方をご紹介します。
NGその1.使いかけのクイックルハンディでテレビを掃除する
クイックルハンディの繊維は“もふもふ”でやわらかいため、液晶画面や有機EL画面のお手入れにも使えます。そのため、テレビの液晶画面のホコリ掃除に使用しても問題ありません。
しかし、掃除する場合は“新しいキレイなもの”に限ります。使いかけのクイックルハンディでお手入れすると、吸着したホコリや汚れがこすれて画面を傷つけるおそれがあります。新しいクイックルハンディで掃除をする場合は、テレビの液晶のホコリ取りからスタートしましょう。
NGその2.汚れたまま使い続ける
クイックルハンディのシートは使い捨てです。水洗いできないため、汚れを吸着しつくしたら、新しいものに取り替える必要があります。
「もったいないから」「まだ使えるはず」と汚れたシートのまま使い続けると、吸着した汚れが掃除しているものについて、キレイになるどころか汚れが酷くなりかねません。
両面しっかりと汚れをからめ取ったら、新しいシートに交換してください。
NGその3.家電の電源が入った状態でお手入れする
テレビはもちろん、照明器具など家電のホコリ取りにも便利なクイックルハンディですが、ひとつ注意点があります。電源が入った状態で掃除するのはNGです。
テレビの電源が入ったままだと、静電気によってホコリを吸着しづらくなります。また、照明器具に関しては、高温の状態でお手入れすると熱でシートが溶ける恐れも……。
ハンディシートが熱によって劣化しないよう、必ず電源を切って冷えた状態で使いましょう。
便利だからこそ注意事項の確認を
クイックルハンディは、家中の掃除がラクになる便利なアイテムです。しかし、誤った使い方をすると効果が半減したり、かえって汚れてしまったりするケースもあります。
今一度ただしい使い方と注意事項を確認して、家中のお手入れに役立ててください。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア