東広島市志和町に2つの市民体育館が開館 ペタンクやラージボール卓球の聖地として注目集まる
東志和市民体育館、ペタンクの聖地に
2022年3月に閉校した旧東志和小(東広島市志和町志和東)の体育館の改修工事が終了し4月1日、東志和市民体育館として生まれ変わった。市民体育館の開館を祝い4月23日、開館式典と記念イベントを同体育館で開き、地域住民ら約35人が出席した。
同体育館は、建築基準法に基づき消防設備など必要な設備を更新。東志和の住民らがフランス発祥の球技、ペタンク同好会を作り普及に取り組んでいることから、ペタンクの聖地として位置付けた。ペタンクをメイン競技として使用。新たに室内ペタンク用具5セットを備えた。
式典では、市場一也教育長が「ペタンクを通じて、地域の交流を図ってほしい」とあいさつ。東志和小学校区住民自治協の金原寿弘会長は「ペタンクの聖地にふさわしいまちづくりをしていきたい」と述べ、開館を記念して手作りの「ペタンク聖地」の看板を正面玄関に設置した。
式典後、住民らはペタンク体験会に参加。2チームが一人ずつサークルの中に立ち、黄の目標球をめがけてそれぞれ赤と青のボールを投げ合い、距離の近さを競い合いながらペタンクを楽しんでいた。東志和ペタンク同好会の宮田幸子さん(75)は「ペタンクの聖地になったので、練習して腕を上げ優勝を目指して頑張りたい」と顔をほころばせた。
体育館には、バレーボールコートが1面、ミニバスケットボールコートが2面ある。開館時間は午前9時から午後10時。休館日は、年末年始(12月28~1月5日)。1時間当たりの使用料と照明料は各200円。要事前予約。
問い合わせは市教委スポーツ振興課、電話082(420)0978。(山北)
西志和市民体育館、ラージボール卓球の聖地に
2022年3月閉校した旧西志和小学校体育館が消防施設などの改修工事を終え、西志和市民体育館(東広島市志和町七条椛坂)として生まれ変わった。
開館を記念して4月28日に式典が開催され、地元住民ら約80人が出席した。式典では、市場一也教育長が「志和ICから近く、地の利を生かして地元のみならず多くの方にスポーツ交流してほしい」とあいさつした。志和町エリアは卓球愛好家が多く、今後「ラージボール卓球の聖地」としての期待を込め、体育館入口に「ラージボール卓球聖地」の看板が設置された。
式典終了後、ラージボール卓球の体験会があり、東広島市卓球協会の西田佳宏会長から通常の卓球との違い、ボールの打ち方などのレクチャーを受け、ペアでラリーを楽しんだ。
ラージボール卓球は通常よりもボールが少し大きくて軽く、見えやすいためラリーが続きやすい。またボールの回転量が少なく、初心者から高齢者まで楽しめる。志和町別府の奥島茂子さんは「90歳まで元気で過ごせるのは卓球のおかげ。初めてのラージボール卓球も楽しかった」、西志和まちづくり自治協議会の高田義之会長は「まちづくりの拠点として幅広い年代に、気軽に利用してほしい」と話していた。
問い合わせは市教委スポーツ振興課、電話082(420)0978。(𦚰)
プレスネット編集部