赤ちゃんの夜泣きは眠りのリズムが原因?昼間のぐっすりお昼寝で夜も快眠へ【90分周期で9割の子が本当に眠ってくれる!】
夜泣きは昼間の睡眠不足が原因?
昼寝も十分にとるようにしましょう
赤ちゃんはどうして夜泣きをするのでしょう。
月齢や発達の度合いによりますが、ほとんどの赤ちゃんは90分周期で睡眠のすべての段階をひととおり経験します。こうして大人の睡眠に近づいていくのです。
睡眠の最終段階にシステムチェックのような作業を行いますが、これがはじまると、脳の一部は目覚め、起きているときと似た覚醒状態になります。
わたしたち大人は、このシステムチェックのことをなにも覚えておらず、なにも反応しませんが、赤ちゃんはパチッと目を見開いたり、寝返りができる子は寝返りをうったりしてから、また眠りにつきます。
けれども、すべての赤ちゃんがそのように再びかんたんに眠りにつけるわけではありません。眠れなくて泣きだしてしまうこともよくあります。
これが夜泣きです。
赤ちゃんは、空腹で泣くこともありますが、たいていは、神経系が未発達のためシステムチェックの際に、不均衡が生じて泣く場合が多いでしょう。
昼寝を十分にしていない赤ちゃんの場合は、さらにやっかいです。
昼寝で発散されるべきエネルギーがたまっているので、神経がよけいにイライラしやすく、不安定になってしまっています。
だから、昼寝が足りていない赤ちゃんは、夜中に何度も目が覚めて、最終的にはしっかり起きてしまいます。そして目を覚ましたときには、なんとか睡眠状態に戻りたくて、だれかに助けを求めて、夜泣きをしてしまうのです。
日中に十分な睡眠がとれている赤ちゃんは、夜中に目が覚めても自分でまた眠りにつけるようになるでしょう。
月齢の進んだ赤ちゃんほど、昼間よく寝ておくと、夜もよく眠るようになります。
【出典】『90分周期で9割の子が本当に眠ってくれる!』著:ポリー・ムーア, 監修:成田 奈緒子