【藤枝・フォンテーヌ府中屋】銘菓「サッカーエース最中」が67年目にハットトリック達成! 3種類の味に
サッカーの街として知られる静岡・藤枝市には、長年愛され続けてきた銘菓「サッカーエース最中」があります。市民に親しまれてきたこの最中が「ハットトリック」を達成したというので、真相を調査しました。
【画像】記事中に掲載していない画像も! この記事のギャラリーページへ67年の歴史を持つサッカーの街の銘菓
サッカーで有名な県立藤枝東高校の近くにやって来ました。その最中を作っているのは「フォンテーヌ府中屋」です。
店内に入ると、「サッカーエース最中」と大きく書かれた看板が目に飛び込んできます。
この最中は、1957年に静岡県で国体が開催されたのを記念して、市内5軒の菓子店で販売が始まったそうです。
フォンテーヌ府中屋は藤枝MYFCの須藤大輔監督も御用達とのこと。
ところで、「サッカーエース最中がハットトリックを達成した」と聞いたのですが、どういうことなのでしょうか?
フォンテーヌ府中屋 ・横山友香さん:
今まで67年間あんは「小豆」だけだったサッカーエース最中に、「紅芋」と「抹茶」が増えました
なるほど、紅芋と抹茶という新しい味が加わり3種類になった。だから、ハットトリックということですか。
にむらリポーターも思わず「サッカーのまちですねー」と納得してしまいました。
3種類のあん その意味は?
サッカーエース最中作りを、特別に厨房に入って見せてもらいました。
まずは小豆あんを最中の皮に詰めていきます。
「テレビ用に入れすぎじゃないですか」とにむらリポーターが心配になるほど、たっぷり詰められていきます。
しかし、このくらい入れないと、運ぶときに最中の皮がつぶれてしまうそうです。
続いて抹茶あん。鮮やかな緑色は、サッカーグラウンドの芝生をイメージしているとのこと。
地元の市之瀬産の抹茶を、白あんに練りこんでいます。
そして3つ目は紅芋あんです。見た目にも印象的な紫色をしています。
フォンテーヌ府中屋 ・横山友香さん:
コンセプトは躍動するサッカー選手をイメージして、沖縄の宮古島産の紅芋を使って紫色を出しています
藤色は藤枝MYFCのチームカラーの一つ。藤枝の色と言えば紫です。
ハットトリックの味わいを堪能
こうして見事に完成したフォンテーヌ府中屋の「サッカーエース最中(1個 170円)」によるハットトリック。
にむらリポーターは、サッカーボールのように豪快に口にシュートを決めます。
1点目は定番の小豆あん、2点目は抹茶あん、そして3点目は珍しい紅芋あん。
抹茶あんは白あんの甘みが最初に広がり、食べ進めるうちに抹茶の味わいがじわりと広がってきます。
小豆あんと比較すると、上品な味わいが特徴的です。
紅芋あんは女性が好きそうな味です。
芋の優しい甘みが、ふわっと口の中に広がります。
外見は同じで色が違うだけに見えますが、食べてみるとそれぞれの味わいがあることに驚きます。
にむらリポーター:
三者三様。それぞれのゴールがあります
3つの味が買えるのは、フォンテーヌ府中屋の店舗と藤枝駅観光案内所です。
サッカーの街ならではの銘菓「サッカーエース最中」の新しい味わいを、皆さんも楽しんでみてはいかがでしょうか。
■店名 フォンテーヌ府中屋
■住所 静岡県藤枝市本町3-5-4
■電話 054-641-0359
■営業時間 8:30〜20:00
■定休 月
■駐車場 店舗横に5台