母猫が病気のわが子をつれていった場所は、一般病院の「救急受付」だった!トルコ
野良にやさしい国
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トルコは、野良猫に思いやりのある国だといわれます。多くの人々が路上にごはんや水を置き、猫たちが困らないよう配慮しているといいます。
そんなトルコ・イスタンブールで2020年に起きた出来事です。
野良猫が子猫をつれて、人間の病院の「救急受付」に突然やってきました。わが子の具合が悪いのを心配しているようです。幸運なことに、病院のスタッフはすぐにこの母子に救いの手を差し伸べてくれたのです。
医師の診察を受けた子猫
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Merve ÖzcanさんがSNSに投稿した写真では、母猫がスタッフに囲まれて、自分の赤ちゃんを助けてもらおうと訴えている様子がはっきりとわかります。現地メディアは、病院の医師がすぐに駆けつけ、母猫が見守る中で子猫の体調をチェックしてくれたと報じています。そして母猫にはミルクとごはんも与えられました。
一体どうしてこの猫は「病院=具合の悪い体を治すところ」だとわかったのでしょうか。天才的なひらめきか、それとも偶然なのでしょうか?
いずれにしても、診察した医師は子猫の状況が深刻でないことを確認したのち、2匹に適切な検査を受けさせるために動物病院へと移しました。
人間を信頼した野良猫
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この出来事は Reddit でも話題となり、多くの人がコメントを寄せました。
ある人は、次のように感想を述べています。
「トルコでは野良猫や野良犬は、人々の共通のペットのようなものです。街のあちこちに犬猫のためのごはんや水が置かれています。野良猫がモスクに住み着くことも認められており、むしろ歓迎されているのです。この国は野良にとってすばらしいところです」
「そんな国だからこそ、この母猫は人間が助けてくれることを知っていたのです。病院のスタッフを信頼してわが子を任せたのは、当然のことですね」
出典:A mother cat brought her sick kitten to a human hospital for help