【小石川公園のSL】焼津駅から歩いてすぐ!95年前に造られ実際に使われていたSLを展示/焼津市
鉄道少年団もSLを守るお手伝い
静岡県中部に位置する焼津市は、駿河湾に面している港町です。焼津市には、街のシンボルと、それを守り続ける人たちがいます。
JR焼津駅から歩いてすぐの小石川公園には、昔実際に走っていたSLが展示されています。
焼津市・平尾達也さん:こちらのSLは95年前に造られ、東海道本線の急行列車などをけん引しました。1971年に役目を終え、旧国鉄から焼津市に貸与されました。
50年以上もの間、小石川公園にあるSLは、今では街のシンボルになっています。
機関室も当時の姿で残っており、地域の人から親しまれる場所となっています。
この日は制服を着た子どもたちの姿が。
彼らは、静岡鉄道少年団のメンバー。
静岡鉄道少年団には、小学3年生から高校3年生までの24人が所属し、鉄道の理解を深める活動や、駅周辺の清掃など社会貢献活動を行っています。
その1つが小石川公園のSL清掃です。
鉄道少年団の子どもたちからは、「昔実際に使われてた車両を掃除できるのは嬉しい」「今年入団してここに来るのは初めてで、掃除など色々な体験ができる」といった声が聞かれました。
雑巾を手にし、2時間かけ車両の隅々までキレイにしました。
鉄道少年団・中村悠人さん:今SLは貴重な存在なので清掃を通して触れることができて楽しかったです。新しい電車が出てくる中で、昔はこういうのが走っていたんだなと思い出せる場になればいいと思います。
鉄道少年団が磨き上げたSL。これからも街のシンボルとして輝き続けます。
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■小石川公園
住所:焼津市栄町1-9