トム・ハーディ、ピアース・ブロスナン、ヘレン・ミレン出演、ガイ・リッチー新作ドラマが正式始動 ─ ロンドンで撮影中、2025年配信予定
『シャーロック・ホームズ』シリーズや『ジェントルメン』(2021)のガイ・リッチー監督、トム・ハーディ&ピアース・ブロスナン&ヘレン・ミレンの豪華競演による新作ドラマ(タイトル未定)が正式に始動したことがわかった。米Deadlineが報じた。
発表によると、本作はロンドンを拠点に世界で事業を展開する2つの一族と、その一方を守り抜く任務を負った“フィクサー”を中心とする、世界を股にかけた抗争と犯罪の物語。以前は「ジ・アソシエイツ(The Associates)」との仮題が報じられていたが、現在はこのタイトルではないという。
5代目役で知られるピアース・ブロスナンは、大きな成功を収めたアイルランドの犯罪組織の首領コンラッド・ハリガン役。『ワイルド・スピード』シリーズや『クィーン』(2006)のヘレン・ミレンが、コンラッドの妻でハリガン家の長であるメイヴ・ハリガン役、そして『ヴェノム』シリーズのトム・ハーディが、ハリガン一族に代わって調停を行う“フィクサー”のハリー・ダ・スーザ役を演じる。
リッチーはシリーズの監督を務め、ハーディとは『ロックンローラ』(2008)以来の再タッグ。脚本は『パブリック・エネミーズ』(2009)「トップボーイ」(2019‐2023)のロナン・ベネットが執筆した。製作はShowtimeとMTV Studios、101 Studios。撮影はロンドンで始まっており、2025年にParamount+で配信予定だという。
パラマウント・グローバルのクリス・マッカーシー共同CEOは、「達人トム・ハーディ、ピアース・ブロスナン、ヘレン・ミレンを、ガイ・リッチーによる新たな世界的オリジナル・シリーズに迎えられることを光栄に思います。才能ある役者と創造的手腕のタッグが、Paramount+におけるShowtimeのブランドを定義するシリーズを生み出してくれると信じています」とコメント。Paramount+のプログラムを統括するジェフ・グロスマン氏も、「高水準の演技とインパクトのあるストーリー、業界屈指のハイレベルなプロダクションを実現できる」と期待を込めた。
製作総指揮にはリッチー&ベネットとハーディのほか、『フォードvsフェラーリ』(2019)脚本家のジェズ・バターワース、近年のリッチー作品を手がけるアイヴァン・アトキンソンら。
現在のリッチーは多忙を極めており、ヘンリー・カヴィル&ジェイク・ギレンホール主演のアクション・スリラー映画『イン・ザ・グレイ(原題)』が、ポストプロダクション(撮影後作業)の遅延を受けて2025年1月の米国公開を撤回(新公開日は未定)。ジョン・クラシンスキー&ナタリー・ポートマン主演の冒険映画『ファウンテン・オブ・ユース(原題)』のポストプロダクションも進行しているほか、ベネディクト・カンバーバッチ&アンソニー・ホプキンス共演『ワイフ&ドッグ(原題)』、テレビシリーズ「ヤング・シャーロック(原題)」も待機中だ。
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