【ニュー新橋ビル】創業1971年の「喫茶フジ」で静岡のB級グルメ富士宮焼きそばを食べる / ついでに富士山カラーのクリームソーダも注文
サラリーマンの聖地・新橋で時間を潰すことになったので、駅前のニュー新橋ビルに行くことにした。たしか飲食店街に喫茶店があった気がする。そんなわけで、エスカレーターで「憩いの地下街(地下1階)」へ。
エスカレーターをおりてスグに良さげな喫茶店を発見した。店名は「フジ」。昭和レトロな雰囲気を持つ古き良き喫茶店のようだ。んで、ショーケースをチラ見したら「富士宮焼きそば」と目が合ってしまった……フジだから富士宮名物があるのか。
コーヒー1杯で休憩するつもりだったが、都内で富士宮焼きそばを食べる機会もなかなかないだろう。焼きそばを注文することにした。
・喫茶フジ
入店してまず目に入るのは、巨大な富士山のパネル。上空から撮影した見事な写真だ。新橋の喧騒から離れ、別世界にいるような感覚になる。
仕事に疲れたサラリーマンも、きっと爽やかな空気に包まれながら心地よいひと時を過ごすことができるだろう。富士山にはそういう力がある。なお、店内には喫煙ブースもあるようだ。
・富士山を眺めていたら
さて、富士宮焼きそばを注文したのだが……ずっと富士山を眺めていたら「富士山カラーのクリームソーダ(ブルーハワイ)」も飲みたくなってしまった。クリームソーダはレモン・メロン・イチゴ・ブルーハワイの4種類。レトロ喫茶らしいラインアップ。
まずやってきたのは、ブルーハワイのクリームソーダ。チェリーがトッピングされた定番のクリームソーダである……今さらだが「食後にお願いします」と伝えるべきだった。ひと口だけ飲んで富士宮焼きそばを待つことに。
・富士宮焼きそば
そしてやってきた富士宮焼きそば。なんというか、富士宮焼きそばとクリームソーダの組み合わせがお祭りのようで和む。ボックス席でいただく焼きそばとクリームソーダ……なんとも言えない奇妙な組み合わせ。もはやレトロでも何でもない。
富士宮焼きそばといえば、コシのある麺、肉かす、イワシの削り粉が特徴だそうだ。
もちもちした食感とイワシの風味あふれる削り粉で地元を思い出す方もいるだろう。新橋の地下でいただくB級グルメというレア感が楽しめる。
よく食べる方にとってランチでは物足りないボリュームかもしれないが、おやつとして頼むならちょうどいい。家庭的な味で美味しかったぞ。
・贅沢な時間
富士山と同じ色というだけで頼んだクリームソーダは懐かしい味。ロゴ入りのグラスとコースターも良いですね。食後に向いているかどうかはさておき、昭和レトロな店内の雰囲気にピッタリの味。おかげで贅沢な休憩時間になりました。
後で調べたところ、ホットケーキも人気らしい。創業は1971年とのこと。ニュー新橋ビルで長く愛される喫茶店なので機会があればぜひ足を運んでみてほしい。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名:喫茶フジ
住所:東京都港区新橋2-16-1 ニュー新橋ビルB1F
時間:月〜金 10:00〜19:00 / 土 10:00〜18:00
休日:日曜日・祝日・第4月曜日
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.