「ドランゴンボールを大人買い」で小2息子が変わった! 長期休みにおすすめ! 作品選びのコツも
小学生の長期休みには漫画の大人買いがおすすめ! ゲームやYouTubeから離れ、漫画の世界に没頭する息子。家の中が静かになり、コミュニケーションツールにもなり、いいことずくめです。
漫画大人買いでドランゴンボールにハマった小2息子(画像あり)小2の男の子と年長の女の子を育てる、エニママライターの垣内千夏です。
長期休みに暇を持てあましていた息子のために、漫画を大人買いしました。作品選びのポイントや息子の様子などを紹介します。
子どもの長期休みのたびに、「さぁ、どのように乗りきろうか……」と頭を悩ませています。
我が家では、新たな選択肢のひとつとして、漫画を大人買いしてみました。これが大正解!
息子の反応は予想以上で、無事に長期休みを乗りきることができました。
漫画を購入したきっかけ
息子の小2の夏休みに、漫画を大人買いしました。
連日の猛暑で、思うように外遊びもできない夏休み。宿題は早々に終えてしまい、息子は「ゲームしていい?」「暇~!」と、時間を持てあましていました。
ゲームばかりするのは困る。かといって、毎日楽しいことを提供してあげることもできない……。何かよい方法はないだろうかと考えていました。
そんなとき、同級生のママ友から「最近、家族で漫画にハマっててね~」という話を聞きました。これまで漫画を読む機会がなかった息子ですが、そろそろ漫画デビューをさせてみようかなと思いたちました。
大人買いした作品
漫画を大人買いする際に決めていたことがあります。それは、完結している作品を選ぶことです。
連載中の作品も魅力的ではありますが、まずはひとつのストーリーを途切れることなく、最後まで楽しんでほしいと思ったからです。
漫画と聞いて思い浮かんだのは「名探偵コナン」と「ONE PIECE(ワンピース)」ですが、どちらもまだ連載中。また、すでに100巻以上続く超長編作品でもあり、漫画デビューには少しハードルが高いかなとも感じたため、見送ることにしました。
息子のリクエストは「はたらく細胞」。テレビアニメでハマり、すでに図鑑を2冊持っているほど大好きな作品です。ただ、その熱中ぶりから、あっという間に読み終わることが予測できたため、またの機会に購入することを約束して今回は断念しました。
悩みに悩み、我が家が大人買いをした作品は「ドラゴンボール」(鳥山明/作 集英社)です!
「ドラゴンボール」は、日本を代表する人気漫画であり、私や夫も小さいころにテレビで観ていた親しみのある漫画でもあります。42巻完結という条件もバッチリだったので、購入を決めました。
42巻を大人買い。
漫画にハマった息子
漫画デビューをした息子。最初は「どの順番で読むの?」と、漫画ならではのコマ割りに戸惑っていましたが、すぐに慣れ、スムーズに読み進められるようになりました。
「やっぱりゲームのほうがいい!」と言い出すかなと心配しつつ、様子を見守っていたのですが、そんな心配をよそに息子は黙々と読み続け、あっという間に42巻すべてを読了。
すると、またすぐに1巻から読みはじめました。
よほど面白いのか、夏休み中、暇さえあれば漫画を手にするようになり、ゲームの優先順位が下がるほど夢中になっていました。
長期休みを終えてからも読み続ける日々が続き、なんと11周も読んだそうです。いまでは、セリフを覚えるほどのドラゴンボールマニア。一番好きなセリフは「頑張れカカロット……おまえがナンバーワンだ!」だそうです。
ページをめくる手が止まらない!
すっかりドラゴンボールにハマった息子。ハロウィンの衣装も悟空一択でした。
漫画の大人買いで世界が広がる
漫画を読んでいる時間は、「ゲームしていい?」という問いかけもなければ、暇をアピールする姿勢もありません。さらには、年長の娘もつられて漫画を読むようになり、その間はきょうだい喧嘩もしません。家のなかに、静寂がおとずれます。
漫画にハマったために宿題が後回しになるという事態は避けたかったため、「漫画を読むのは、やるべきことをやってからね!」という約束をしていました。
もちろん、一日中読み続けているわけではありません。ですが、おうち時間が長くなる長期休みに、少しでも静かで平和な時間が流れることはとてもありがたいことです。
息子に漫画の魅力を聞いてみると「何回読んでも面白いシーンがあるし、白黒だから頭の中で色を想像できるのがいい!」という、奥深い答えが返ってきました(笑)。
「ドラゴンボール」は、大人にもファンが多く、世代を超えて愛されている作品です。家族はもちろん、散髪をお願いしている40代の美容師さんとも「ドラゴンボール」の話で盛り上がっています。漫画がコミュニケーションツールのひとつとなったことは、予想外の収穫です。
我が家は、次回の長期休みにも新たな作品の大人買いを検討しています。本記事が、長期休みの過ごし方に悩むパパ・ママの参考になれば嬉しいです。
※記事内写真はすべて撮影:垣内千夏