セ・リーグは変化球でかわす、パ・リーグはストレート勝負になるのはなぜ?【最後の近鉄戦士・坂口智隆ラブすぽトークショー】
同じプロ野球の世界で、どうしてこういった差が生まれるのか?
よく言われることに、セ・リーグは追いこんだら変化球でかわすピッチングをすることが多く、パ・リーグはストレートで力勝負をいどんでくるピッチャーが多いということ。
オリックスとヤクルトとセパ両方の野球を知る坂口智隆に質問してみた。
坂口智隆は「球場の違い」だと話す。
簡単に言うと、セ・リーグの球場は総じて狭いのだという。
神宮、東京ドーム、横浜は狭い。甲子園は狭くはないが、レフトに上がると浜風でスタンドに流されてしまうのだという。
一方、球場が広いパ・リーグでは、外野フライやファールを打たせるためにストレートの力勝負を選択することが多いのだが、セ・リーグでそれをやるとホームランになってしまうというのだ。
パ・リーグのバッテリーミーティングでは「ファールを打たせてバッターを追い込め」という指示が多いとのこと。
そうすると、結果的にパ・リーグのピッチャーは出力が上がっていき、良いピッチャーになるケースが多いのではないかと坂口智隆は解説してくれた。